makes me happy 3

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「A…」


突然の声のトーンが低くなって
真剣な顔で私を見るジュンさん


「ん？」



…



「お前D-LITEさんのことどう思ってる？」


と静かに淡々とした話した


え？

どうって…

どういう意味のどう？

好きかってこと？

LOVEかってこと？


それだったら答えはyes

だってとても好きだから


でも…

ジュンさんの真剣な目になにも言えなくなる



凄む様な
願うような
切ない目


こんなジュンさん見たことがない


でも、きっとそんな風に見えるのは
この店が間接照明だけで薄暗くって
大人な雰囲気だから

そして

目の前でゆらゆらと揺れてるキャンドルが
綺麗なジュンさんの顔を照らし出すから



いつもと違うシチュエーションだから

そう感じるだけ



そう感じるだけなんだって

そう思おうとしても
離されない目線と流れてる空気が


いつもと違う私たちにしてる


「どう思ってるの？」


お兄ちゃんの友達で昔から知ってて、
今も昔も優しくてかっこよくて…

頼れる人で

安心する人で

楽しい人



それは変わらないのに


「俺…」



その言葉の後に続く言葉が


怖い


今までも私たちが壊れそうで





ﾊﾟｻｯ


目の前に出された花束

赤いバラ



え？

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