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ジュネ・・・
さっきとは違って優しい声色で
“行くぞ”なんて言うから
安堵とムカつきと恥ずかしさとでなんとも言い表せない気持ちになった
おかげでなんて返していいかわからなくて反応出来ないでいるとジュネから盛大な舌打ちを食らった
「ちょ、ちょ！ちょっとジュネ？！」
「・・・・・・送ってく」
小さく答えると
私をひょいっと持ち上げてバイクに乗せた
「い、いいーって！！！一人で帰るから！！
帰れるから！！！！
そ、それにジナンは？！ジナンどーすんの？」
あせる
急なジュネの行動に
お陰さまでどもりまくり
「既に迷子のくせによく言う」
「うっさいわ」
実際迷子だし送ってくれるなんて
ありがたいはずなのに素直になれない
「・・・・・・・・ッチ、黙って送られてろよ
ジナニヒョンは心配ないから」
「う、うん・・・・」
ジュネの威圧感に負けた
って結局はありがたいけどさ
ブォーンブォーン！！！！！！
「えーっっっっ！！！」
行くぞの一言もなしに走り出したバイクに
初めこそはびびってたけど意外にもジュネの運転は轟く爆音や見た目とは違ってすごく優しい運転でちゃんと法廷速度を守って走ってる
よっぽどジナンのが運転荒かった
可愛い顔してるくせに
「ちゃんと掴まれよ」
信号待ちで停まったときにそう言われて緩めに回してた手に力を込めた
当たり前だけどジナンよりジュネのが体格もしっかりしててだいぶ男らしい体つきしてる
抱き締めるならジナンのがちょうどいいけど安心感ならジュネかな？アッパ的な
てかなにより腕回したときの手の余り具合が二人で全然違う(笑)
「なに笑っての？気持ちわりぃ」
おい！！気持ち悪いって・・・・
「べ、別になんもないよ」
たしかに気持ち悪いかも
ジュネとジナンを比べてました
なんて本人には言えない
海も見えなくなって
ビルもちらほら見えてきた
行きとは違って帰りは
安全運転のお陰で景色を見る余裕もあるし
風が当たって気持ちいいって感じることだってできた
途中喉が乾いてコンビニに寄ったら
花火やれと言わんばかりに入り口はいってすぐの棚に
ところ狭しと花火たちが陳列されててお店側の策略通りついつい買ってしまった
ジュネに、どやされたけど
最終的には乗ってくれて今年初の花火をすることにした
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y0u0b(プロフ) - あぴさん» 返信遅くなってすいません！！そう言ってもらえると光栄です！！頑張って更新しますね (2017年6月16日 12時) (
レス) id: e0b5d33497 (このIDを非表示/違反報告)
あぴ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2017年6月11日 13時) (レス) id: d448761ba5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aru.nuna | 作成日時：2017年5月16日 21時
