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「うわ!おまっ、寝転ぶなよ汚たねぇ」
「星たくさん見えるよ」
「話聞けよ!しかも大の字って色気ねぇな」
「うるさいなジュネも寝転んでごらんよ」
「嫌」
「そっか」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「本当に綺麗だよ」
「このままでも見えるわ」
あ、っそ
本当に綺麗
こんなに綺麗だと昔ジヨンオッパに連れていってもらった夜景思い出す
あれもすごく
すごく綺麗だったな
静かで私たち以外いなくてキラキラしてて
―――――――――――――
『Aー。今日ご飯行かない?』
『オッパ!本当に?』
『あー。話したいことも連れていきたいとこもあるし。』
『そうなの?!楽しみ!』
オッパからのご飯のお誘い
話したいこと?連れていきたいとこ?いつもと少し違うオッパの様子になんというかドキドキした暖かい目というか眼差しというか
だから少し期待したんだ
もしかしたら想いが通じたのかもって
連れてったところは気後れするぐらい
素敵でお洒落なところで
でも個室だからかそこまでは気も使わなくて
ご飯もおいしかったしオッパも優しくて
雰囲気いいまま夜景見につれていってくれた
穴場なのか誰も見てもいなくて
キラキラ輝る夜景が私たちだけのために
あるように感じて
「綺麗だろ?ここ俺のお気に入りなんだ」
「うん。本当に綺麗だね」
ここオッパのお気に入りの場所なんだ
でもなんで
そんなところ連れてってくれたんだろ
「オッパなん
クシュン
あー」
ってタイミング最悪なおっさんみたいなくしゃみが出た
「ははは(笑)これ着てろ」
「あ、ありがとう//」
小さく笑いながら
ジャケットを肩にかけてくれるオッパ
あーオッパの匂いだ
いいにおい
「A。」
「ん?」
真剣な目のオッパに見つめられて照れる
「俺さ。」
「・・・・う、うん//」
この流れって・・・・・
もしかしてもしかする?
え?///まじ?///
「実はさ・・・彼女出来た」
・・・・・・・・・・・・え?
かのじょ?
なんか流れおかしくない?
「だからこれからは今みたいに
あんまり遊びに連れてってあげれない」
なにそれ
そんな目して言うことじゃないよオッパ
ましてや、夜景なんて見ながら
今までだって彼女いても
そんな事言ったことないじゃん
なんでいまさらなんで言うの
私の気持ち少しも気づいてないの?
「大事な妹に一番に言いたくて」
なにその顔
なんも言えないじゃん
ずるい
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y0u0b(プロフ) - あぴさん» 返信遅くなってすいません!!そう言ってもらえると光栄です!!頑張って更新しますね (2017年6月16日 12時) (レス) id: e0b5d33497 (このIDを非表示/違反報告)
あぴ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2017年6月11日 13時) (レス) id: d448761ba5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aru.nuna | 作成日時:2017年5月16日 21時