会見 ページ27
婚約からもうすぐ１年
タッピョンは予定通り務めに出た
俺とヨンベも世の中に出すだけになってるアルバムをリリースして、しばらく留守にする挨拶がわりにそれぞれソロライブをして務めに出る予定だ
アルバムも予定通りリリースして
ライブ前日にスキャンダルが出た
熱愛
たしかにAの写真だ
ツーショットじゃないけど
俺のマンションに入るAの姿が撮られてて
前の熱愛の時の記事も一緒に載ってた
急いで事務所に集まって
社長と話してどうするか方向性が決まった
ライブ当日
報道のこともあって席が空いてたらどうしようかと不安だったけどほぼ埋まってるってマネヒョンから聞いて安心した
大切なペンに俺の思いを伝えるライブだ
よし、１、２、3、ファイティン！
今まで俺を愛してくれたペンへ
俺のありったけのパフォーマンスでその愛を返すから
意気込み過ぎたのか終盤、酸欠気味だ
バックヤードに戻る度に
たくさんの酸素ボンベが俺を迎える
応援で駆けつけてくれたテソンとスンリが
MCで時間を稼いでくれてる
その間に着替えて息を整える
そろそろペンへ思いを伝える時間だ
着替えたジャケットをピシッと着直して
ステージに向かう
爆笑してて暖かい雰囲気に包まれた会場
SR「じゃあ、そろそろジヨンヒョンに会いたいですよね？」
DL「でもジヨンヒョン、アクセサリー選びで時間がかかってるかも？」
SR「それ、あり得ますねー」
わはははは
SR「呼んでみます？」
DL「いーですね、呼んでみましょうか」
「「せーの」」
ジヨーン！！！！！
スンリ達の掛け声の後に呼ばれた俺の名前
その後もちらほら呼ぶ声が聞こえる
外してたイヤモニもつけて
証明が暗くなったのを確認して
ステージに歩いて登場する
指定位置に俺がたって
「愛するペンへ」
そう俺が言うと俺だけに当てられた照明
さっきまでなってた音楽もとまり静寂になった
俺にだけスポットライトがあたってるから
正直、ペンの顔は見れないけど鼻をすすってる音が聞こえる
「今日は僕のソロコンサートにきてくれてありがとうございます
BIGBANGとして活動してきて10年ちょっと皆さんからたくさんの愛をいただきました
その愛を少しでもお返ししたくて全力でパフォーマンスをしてきました
どうでしたか？伝わりましたか？」
一旦話を切ると俺を呼ぶ声がどんどん聞こえてくる
「…もう一回大きな声で僕の名前呼んでくれますか？」
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作者名：＠あーるぬな | 作成日時：2017年2月15日 14時
