ずぅっと一緒【紫京院ひびき】 (ページ6)

今日:40 hit、昨日:16 hit、合計:7,197 hit

資格がないからページ6

ふわりちゃんの襟元を見ると何やらカードが挟まっていた

みれいちゃんがそれを取って確認すると、それはひびきちゃんからのメッセージだった

内容は...

ひび『ふわり
今日は忙しくて話せなかったけど君が立派なプリンセスになったら迎えに行きますひびき』

ふわ｢プリンス様…！はいっ！私、頑張って立派なプリンセスになります！｣

らぁ｢よかったね！ふわりちゃん！｣

ふわ｢ええ！あ～私、早くライブがしたい！ふふっ世界は美しい～♫｣

ふわりちゃんは嬉しさのあまり歌い始めた

本当に綺麗な歌声だなぁ…これならひびきちゃんが気に入るのも納得か…

ドロ｢へぇ、本当にいい声じゃん！｣

シオ｢うむ！｣

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
Noside

学園長代理室にて

ひびきと校長はふわりの今後について話し合っていた

ひび｢Missグロリアは、プリパラ歴も長いとお聞きしました
彼女は磨けば光る、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします｣

校｢まぁ！もちろんですわ！！｣

ひび｢ありがとうございます、それと...もう1つ知りたいことがあるのですが…｣

校｢？なんでしょう？｣

ひび｢この学園に、AAという生徒はいらっしゃいますか？｣

ーーーーーーーーーー

ふわりちゃん達はライブをする為にプリパラへ行った

私は家のテレビで見ようかな～と思っているとらぁらちゃんに引き止められた

らぁ｢Aちゃんはプリパラに行かないの？プリチケはもう届いてるよね？｣

『う～ん、届いてはいるけど…私は見るだけでいいかなぁって』

らぁ｢えぇー！どうして？すっごく楽しいよ？！Aちゃんもきっと気に入ると思うのにぃ…｣

『……私はプリパラには行けないよ…』

らぁ｢え…？｣

『私には…行く資格がないんだ…あはは、せっかく誘ってくれたのにごめんね
じゃあ私は家に帰るね！また明日！』

らぁ｢あっ！待ってAちゃん！！……行っちゃった…
プリパラに行く資格がないって…どういうこと…？｣

学校から少し離れて足の速度を落としていく

息が切れる感覚とともにらぁらちゃんへの申し訳なさが出てくる

ごめんねらぁらちゃん…誘ってくれたのに…

でも、私には…

カバンの中に入れていたプリチケを取り出し、それを見つめる

ひびきちゃんを裏切った私に…

『プリパラに行くことは…許されないんだ…』