ずぅっと一緒【紫京院ひびき】 (ページ26)

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不穏な影ページ26

みれ｢お言葉ですが学園長代理、私立パプリカ学園校則第157条に｢夜悩むな、朝悩め｣とあることは
ご存知ですよね？｣

シオ｢人間皆、間違いはある｣

そふぃ｢夜は頭がはっきりしないものね｣

みれ｢ええ、緑風さんが朝学園に残りたいと思い直したなら尊重すべきだと思います｣

ふわ｢お願いします…！｣

｢｢お願いします！！｣｣

皆がお願いしますと連呼する

で、できれば話したくないけど…ふわりちゃんの為に私もなにか言わなければ…！！

えーと…えーっと…

『わ…私からもお願いします！私もふわりちゃんと離れたくないです…！』

ひび｢……ふわりのことは庇うんだな…僕からは離れたくせに…｣

『え…？』

小声で何を言ったかがイマイチ聞き取れなかった

なんて言ったんだろう…こういうのって１回気になるとしばらく気になるタイプなんだけど…！！

ひび｢まぁいい…おじい様が作ったルール、僕も尊重しよう｣

ふわ｢わぁ…！｣

らぁ｢やったー！ふわりちゃん！よかったね！｣

ふわ｢えぇ！ありがとう！｣

らぁ｢えっへへ～のかしこま！｣

『よ、よかった…』

ほっとしてそれぞれが話をしている中1人安堵する私

ふわりちゃんの件もだけど何よりひびきちゃんと何ともなくてよかったぁぁ…

早いとこ出よう…そう思っているとふと視線を感じその方向へ振り向く

するとまさかの視線の正体はひびきちゃんであり目がバッチリ合ってしまった

ひび｢…ふふっ｣

『ヒギュッ…！ら、らぁらちゃん、ふわりちゃんの件も解決したし早くプリパラに行かない…？』

そうして私達は学園長代理室から離れた

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Noside

学園長代理室にて紫京院ひびきはA達が帰った後タブレットで蝶形のカメラで撮ってあった

シオンの画像を開いた

ひび｢ふふっ…今度はこちらが奪う番だ｣

そして別で隠し撮りしてあったAの画像を新たに開き

憎悪の中に愛おしさを含んだ瞳でそれを見つめる

ひび｢僕からは離れたくせにふわりとは離れたくないだと…？笑わせるなよ…
お前も僕と同じドン底に落ちてせいぜい嘆くがいいさ！ハハハッ…｣

学園長代理室には1人の不穏な笑い声が響き渡った…