ずぅっと一緒【紫京院ひびき】 (ページ3)

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まさかの再会しちゃいました！？ページ3

驚きのあまりココアを吹き散らした後、机を吹いてから学校の制服に着替え

私はカバンを持って家を出た

今は学校までの道中である

はぁ…それにしても朝のニュースは流石にビックリしたなぁ…

本当に地方の方とかに行っててくれるとありがたい…け……ど…

『……え？』

前の方から大きな黄色い歓声が聞こえてくるので、できるだけ近くまで行って見てみると

先程の言葉がフラグのようになってしまう光景があった

ウソでしょ…なんで…

『なんでひびきちゃんがパラ宿に！？！？』

ひび｢ん…？｣

ハッ！しまった！つい大きな声を出してしまった！

私は即座に人混みに紛れ進んでいると前の列の方にらぁらちゃん達と

ドレッシングパフェのみんなが見えた

コソコソと謝りながら道を開けてもらってらぁらちゃん達の場所まで辿り着いた

すると向こうもこちらに気づき笑顔で手を振ってくれた

らぁ｢Aちゃん！おはよう！｣

『おはようらぁらちゃん！』

らぁ｢Aちゃんも見た？すっごくかっこいい人が学校に来てるの…あっほら！通るよ！｣

『う…うん…ん？』

らぁらちゃんの隣を見ると綺麗な金髪のボブヘアーの可愛らしい女の子がいた

確かこの子プリンセス特待生？っていうので騒ぎになってた子だよね

本当に可愛いんだな…

私はこの子の事をらぁらちゃんに聞いてみる

『らぁらちゃん、この子は…？』

らぁ｢この子はふわりちゃん、緑風ふわりちゃんだよ！パルプスにいた時にプリンス様って人に言われて
ここに来たんだって！｣

『そうなんだ、なんかおとぎ話みたいだね』

ふわ｢プリンス様…？｣

らぁ｢ええー！？この人がふわりちゃんのプリンス様！？｣

話しているとそのプリンス様ことひびきちゃんが前を通る

私はちょっと後ろの方へ下がりカバンで顔を隠す

ふわりちゃんは嬉しそうにひびきちゃんに寄っていった

ふわ｢プリンス様！プリ…｣

だがひびきちゃんはふわりちゃんを目にも止めずそのまま進んで行ってしまった

ちょっと可哀想だな…と呑気なことを考えてもう通り過ぎただろうと思いカバンを下ろし

進んで行ったひびきちゃんに軽く目を向けるとまさかのこちらを見ていたのでバッチリ目が合ってしまった

『ヒェッ…！』

ひび｢……｣

らぁ｢ん？どうしたのAちゃん？｣

『ナ、ナンデモナイヨ～…』

私はまたカバンで顔を隠して後ろの方へと下がった