ずぅっと一緒【紫京院ひびき】 (ページ12)

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らぁらちゃんは私の両手を掴むと大きく綺麗な目で見つめる

可愛さに少しドキッとしてしまったがすぐに冷静に戻る

らぁ｢私も初ライブの時は、声が大きいのがコンプレックスで…
絶対無理だ～！！ってしばらくごねちゃってたんだ…でもある魔法の言葉のおかげで
私は勇気を出してライブができたの！｣

『魔法の言葉…？』

らぁ｢Aちゃん、プリパラは好き？｣

『うん…』

らぁ｢じゃあ大丈夫！できるよ！みんなはアイドルの歌を待ってる、世界中に向かって届くように
思いっ切り歌おう！ここではすべての女の子に、それが許されているんだよ！｣

『全ての女の子に…それが許されてる…』

らぁ｢うん！｣

みれ｢うぅ…らぁらも成長したぷりね…！｣

そふぃ｢そうね～…｣

みんなが待ってる…世界中に届くように歌えばひびきちゃんにも届くかもしれない…

まだ少し怖いけど、ここを乗り越えたら何か変われる気がする…！

Make it!!のライブは何度も見返しているから歌詞とダンスは覚えてるし…

やってみたい！！

クマ｢あの～盛り上がってるところ申し訳ないクマが…マネージャーがいないとエントリーはできないクマ…｣

らぁ｢あー！！そうだった！！｣

みれ｢とりあえずなんかその辺の掴まえるぷり！！｣

クマ｢適当すぎクマ！？全くマネージャーだってそんなに暇じゃな…｣

そふぃ｢後ろの木のところに隠れてる子…こっち見てる…｣

『え？』

みれ｢掴まえるぷりよ！！｣

らぁ｢かしこま！！｣

クマ｢ちょっと2人とも！！｣

確かに後ろを見ると木の後ろに隠れている何かがいる

みれいちゃん達はすごい走って行っちゃったけど…

あ、めっちゃ逃げ出そうとしてる…ちょっと可哀想だし私も行くか…

『2人ともそこまで強引に誘わなくても…』

みれ｢だってぇ…｣

？？｢は、離してトラ～！！｣

よく見ると隠れていたものの正体は小さな白い虎だった

ホワイトタイガーだ！可愛い…結構好きなんだよなぁ

ジタバタしている虎さんをみれいちゃんからそっと離してあげ、頭を優しく撫でる

『ごめんね虎さん、いきなり来て怖かったよね…もう大丈夫だから行ってもいいよ』

？？｢ズゥッキュゥゥゥゥン！！！！！｣

『え？』

？？｢やっぱりぼくの目に狂いはなかったトラ…Aちゃんであってるトラ？｣

『う、うん？』

？？｢ぼくに君のマネージャーをやらせて欲しいトラ！！｣

｢『えっ…えぇぇぇぇぇ！？！？』｣