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☆コンティニュー (氷浦貴利名)* ページ47

今回は、イナイレ愛すさんからのリクエストで。

イナイレの氷浦君です。

もうそろそろ、続編に行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
氷浦君は、私の友達。

仲良くゲームをする仲。


「相変わらず下手だねぇ、氷浦君。」


「君が、上手すぎるんだよ。」


「はいはい。おっ、ほら敵さん来てるよ。」


と、私が言う前にあっと言う間にやられてしまう氷浦君。

悔しそうな顔をしている彼を見ながら、私は溜息をついた。

彼とは、元カレ元カノの関係だ。

お互い、もちろん好きで付き合っていた。

が、氷浦君のサッカーへの情熱と私の価値観の違いで別れた。

まぁ、今は普通の友達だ。

普通の…。


「…なぁ。」


「ん?どうしたの、氷浦君。」


急にコントローラーを床に置き、私を見る彼。

そう言う行動はやめてほしい。

心臓に悪いから。

だって私は、まだ君の事が…。


「なぁ、俺達やり直さないか?」


「は、はぁ?何言ってるの?」


彼から急に飛び出した言葉に、私は動揺を隠せなかった。

何を言っているんだ、こいつは。


「やり直すったて、あと時お互いで納得したじゃん。別れるって事。」


「…確かにそうだ。でも、俺は諦めきれないんだ。まだ、君の事が好きなんだよ。」


………。

長いようで短い沈黙。


「氷浦君…そう言う言葉はね、信用しちゃいけないって事分かる?」


「分かってる。やり直しても、上手くいく事なんてそうそう無いって事。」


「そうだよ。だからね、無理なんだよ。私達はもう!あの時から、意見が分かれたあの時から!」


思わず声を張り上げてしまう。

ゲームから、コンティニュー選択に流れるBGMが聞こえてくる。


「じゃあ、君は…俺の事が嫌いになったの?」


「そんな訳ないじゃん。…好きだよ、ずっと。」


彼は私の言葉を聞いて、こう言った。


「俺は、サッカーをやり続けたい。でも、それが君の負担になるなら俺はこの目標を諦めたっていい!」


私を見詰めたまま、氷浦君はこう続けた。


「だって、君が一番だから。あの時から後悔してたんだずっと…俺達やり直そう。君を、幸せにすると約束。だから…。」


彼の言葉に、私は驚いた。

別れた時、彼はこの選択を間違っていないと思っているのだろうと考えていたから。

私は、思わず泣いていた。


「…うん、いいよ。やり直そう、2人で。」


「ありがとう。」


彼はそのまま、私を抱きしめて「ありがとう」と言い続けていた。

☆続編&リクエスト停止→←☆誕生日 (野坂悠馬)*



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聖奈 - 花道時代さん» イナズマイレブンオリオンの刻印のキャラです (2019年5月8日 20時) (レス) id: 80fa899f64 (このIDを非表示/違反報告)
花道時代(プロフ) - 美紅さん» リクエスト、ありがとうございます。短くまとめてもう一度、コメントして頂ければ書きたいと思います。よろしくお願いします! (2019年5月8日 19時) (レス) id: f90052b3b7 (このIDを非表示/違反報告)
花道時代(プロフ) - 聖奈さん» リクエスト、ありがとうございます。ベルガモとは、どのアニメのキャラでしょうか? (2019年5月8日 18時) (レス) id: f90052b3b7 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - ↓の続き2ポケモンセンターを出ようとするとプラズマ団が現すゲーチスがいて気付かれないNと最悪な再開まさか連れ戻す誘うとする戻りたくない Nの話をお願いします (2019年5月3日 8時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - ↓の続き崖から落ちたと言うトレーナーをなるためカミツレが教えてくれた新しい服装を着てポケモントレーナーする一年後13歳になってアララギ博士の所に到着したパートナーのチョロネコトウヤたトウコの出会ったトウヤとトウコの幼馴染チェレンとベル初めての友達 (2019年5月3日 8時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花道時代 | 作成日時:2018年6月5日 21時

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