貴方が好きなのは？《短編集》

☆ガラス （レッド）＊ ページ21

今回は、豆腐メンタルさんからのリクエストで、
ポケモンのレッドのヤンデレです。

ヤンデレか、どうかは読んでみて下さい！


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何を一体間違ったのだろうか。

一緒に、チャンピオンになろうと誓ったのに。

誰もいない部屋でそう考えていた。

手と首に繋がれた鎖をもう、動かす事は出来ない。


「…、ただいま。」


レッドの声だ。

私のいる部屋に入ってきた。

そして、笑ってこう言った。


「いつもどおり、綺麗だね。」


優しく私の頬を触る。

冷たい床と、冷たい手が私の心を凍らせた。




何日、ここにいるのだろう。

いつなのだろう。

時間の感覚が薄れていくのを感じた。


「僕は、キミをアイしているから。キミも、スキになってね。」


「…はい。」


私の返事に満足げに頷くレッド。

あー、

そうか。

間違ったのは、私か。

こんな人を好きになった私の選択が間違っていたのか。

レッドがいなくなると、私は落ちていたガラスの破片と取る。

手首を切った。

血が流れ出す。

目を閉じると、すぐ側でレッドの声がした。


「綺麗だよ。とっても。」

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