貴方が好きなのは？《短編集》

☆エーテルパラダイス （グラジオ） ページ1

ポケモンで、厨二病を拗らせているグラジオ先輩。

かっこいいと私は思うのですが…。



リクエスト、待ってるよ！

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ここは、エーテルパラダイス。

その地下である。

部屋で探し物をグラジオ君としているところだ。


「グラジオ君。何かあった？」


私の問いに色々見つけたであろう彼は首を振った。


「よし、次の部屋に行こう！」


私が走ると、後ろから声がした。


「おい！走ると滑ってこけるぞ。」


「大丈夫だって。」


私は止まって、遅いグラジオ君の方を見た。

呆れ顔のグラジオ君。

思わず笑ってしまう。


「焦っても何にもならない、って言ったのはお前だろ。」


彼は言った。


「私は焦ってないよ。ほら、マイペースなだけなんです。マイペ〜ス♪」


「だと、いいんだがな。」


私は彼の言葉を聞いた後、歩き出そうとした。

すると、

ズルっ

見事に滑った訳です。


「えっ。」


私は倒れた。

目を瞑れば楽かと思い目を瞑った。

しかし、倒れた感覚はなかった。


「ぐ、グラジオ君！」


目を開けると、グラジオ君の腕の中だった。


「おい、大丈夫か？」


「は、はい。」


私は離れて、後ろに下がる。

びっくりした。


「本当にドジな奴だな。」


と、笑うグラジオ君。


「ほら、行くぞ。」


「うん。」


私は、頼もしい彼の後ろをついて行った。


その時グラジオ君をかっこいいと思ったのは内緒。

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