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『ボール 〜いち〜』 ページ4
「るー、探すよ!」
「わんっ!」
太古の秘宝。
とかではなく、普通にボールを探す、今日この頃。
ぽかぽかの日差しが優しく、本当はお昼寝をしたいです。
けれどそうもいかないんです。
なぜなら、僕のお気に入りのボールがないためでした。
女の子もやる気のようです。庭を探し回り、ピンクのスカートに土をつけます。
僕も近くのジョウロをのぞきます。
銀色のピカピカのジョウロには入っていません。
僕はにおいで探そうかと思ったのですが、あいにく昨日は雨でした。う〜ん。
庭に思い当たるところがなく、女の子をただ見るだけとなりました。
女の子はおでこに汗がついていて、とても暑そうでした。
しばらくしてなかったのか、残念そうに家に戻ろうとする女の子。
僕は女の子のスカートを足ではらい、土を落としてあげました。
女の子は僕を抱き上げました。
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作者名:banka | 作成日時:2018年4月26日 22時