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10歳差/4 ページ4

日曜日。



実写を撮る為にレトさんが俺の家に来た。

午後から撮る予定だから、午前中は動画編集したりテレビを見たり、のんびり過ごしていた。


「 なぁレトさん、 」

「 ん〜?どうしたん、キヨくん 」

「 お昼、コンビニで買お 」

「 ええけど、焼肉とかじゃなくてええの? 」



俺がいつも焼肉、牛タン、って言ってるせいか、自らコンビニに行きたいと言い出したのを珍しがるレトさん。

1人だったらほとんどコンビニ飯だからなあ。


うん、と答えると、「 分かった、ええよ 」と言ってくれたので「 キヨくんの奢りで 」って言われていつもだったら断るが今日は奢ることにした。


「 レトさんほんとに財布持ってきてないよかよ! 」


コンビニに着いて、前を歩くレトさんを見ると、手にもズボンの後ろポケットにも財布が見当たらない。ほんとに奢らせるつもりできたのか、まぁいいけど。


「 だってキヨくん奢ってくれるんやろ? 」


どれにしよか〜〜なんて言いながら呑気にお弁当を選び始めたレトさん。

そんな中、俺は必死にあの子を探していた。


今日もお昼時で、やはりレジは混雑している。
毎週この時間帯に入っているなら、あの子はいるはず。だけど、


「 今日は居ねえのか……? 」


レジにも、1周して見た店内にも居ない。
店の裏とかだったら流石に分かんねえけど、店内は見る限り居ない。

……マジか。

今日は見れる、と思ってレトさんに奢ってまで来たのに。

そう思って諦めつつ、綾鷹やお昼ご飯を選び、レジに並んでいると、


店の扉の開閉音が鳴り、ふとそっちを見てみると、

ポニーテールのあの子がいた。



ぱち、と今、目が合った。

もちろん俺は客だから、いらっしゃいませ、という意味でぺこりとされた。

おい、嘘だろ。




「 ……なまら可愛すぎだろ、 」



彼女は走ってレジまで行き、「 お待ちのお客様どうぞ! 」という声で、俺は彼女の居るレジへ向かった。


会計が終わり、丁寧に袋詰めをしてくれて、会話もした。

つっても、「 お箸はご利用になりますか? 」「 あ、はい 」っていう会話だけだけどな!!!!

あ、これ会話っていうのか?



店を出て、俺がレトさんに荷物を持つ、と言うと


「 えぇ、キヨくんどうしたん?優しすぎて気持ち悪いわあ 」


若干引き気味のレトさんに言われて、うるせえ、と返す。


「 えらい機嫌ええやん、なんかあったん? 」





.







.






.









「 ……惚れた、 」

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設定タグ:実況者 , キヨ , 最俺   
作品ジャンル:恋愛
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ちえ(プロフ) - 続きが気になる展開ですね…応援してます! (2018年8月7日 17時) (レス) id: e66cbf662f (このIDを非表示/違反報告)
ブラックアイ - 面白かったです。更新頑張ってください! (2018年8月3日 9時) (レス) id: b64c02d5d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年7月26日 16時

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