恒例のこと ページ49
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電話を切ったあとは、ラジオ局の前の目立たないところで待ち合わせして。
さっそくハルさんのお店に向かった。
扉を開けると、カランカランと軽やかな音が鳴って、いらっしゃい、とハルさんが優しい笑顔をこちらに向ける。
なんだかんだ、1ヶ月ぶりくらいかな?
短いような、長いような。
A「ハルさん!お久しぶりです!」
ハル「Aちゃん。久しぶりにその笑顔見たなぁ。」
私はカウンター席に駆け寄った。
あとから玲於くんもゆっくりと近づいてくる。
そして、私たちがいつも座る席に座った。
A「なんか、この席、特等席みたいになってるね。」
玲於「いいじゃん。VIP席。」
A「なにそれ。笑」
変なたとえに思わず吹いてしまった。
でも、確かに、この席ばかり座ってしまう。
カウンター席の、真ん中すぎず、かと言って端すぎず。
目立ちにくく、ハルさんとも話しやすい距離にあるこの席。
ハルさんによって、目の前に水が入ったグラスとメニューが差し出された。
さっそくメニューを開く私。
A「何にしようかなぁ…」
玲於「ほんといつも迷う奴だな?」
A「だってどれも美味しいじゃん。」
玲於「それは否定しない。」
カウンターに肘をついて、
ゆっくり決めていいよって笑ってるハルさん。
玲於くんはオムライスに即決で、
一方私は、迷いに迷って、カルボナーラを選んだ。
運ばれてきた料理を見て、
美味しそう!って叫んで、一口食べて、おいしい!ってまた声を上げる。
ハルさんの店に来た時は、これが私の日課。
玲於「A、交換。」
A「ん。」
スプーンやフォークごと料理を交換する。
そういえば、最初は間接キスが気になって恥ずかしかったな、なんて思って。
彼女になれたからなのか、数回目だからなのか。
そんなこの交換も、いつの間にか、恒例になりつつあった。
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らな。(プロフ) - ちょんさん» こちらこそ読んでいただいてありがとうございます!私も今日は学校です笑 お仕事頑張ってくださいね! (2018年3月27日 8時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - こうちゃんさん» コメントありがとうございます!やっと告白にたどり着きました笑 私はこのコメントに泣きそうです(;;) (2018年3月27日 8時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
ちょん(プロフ) - はじめまして。ドキドキ楽しすぎて仕事の準備しなくちゃいけないんですけど、止まりません!キュンキュンありがとう! (2018年3月27日 7時) (レス) id: 806438be60 (このIDを非表示/違反報告)
こうちゃん(プロフ) - いつもこのお話楽しく読ませてもらってます!!もうずっと前からこのお話大好きでファンだったので告白のところでもう涙が出てきました(;_;)これからも更新頑張ってください!!! (2018年3月26日 10時) (レス) id: 2c479ecd30 (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - xxさん» 以前もコメントをいただいた気が.....!!(º ロ º*) 嬉しすぎますありがとうございます!タイトル!ついに出せました!笑 楽しんで読んでいただけて光栄です(*^^*) (2018年3月24日 1時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らな。 | 作成日時:2018年3月4日 15時