もし俺が好きって言ったらどうする？【4】[佐野玲於]

サッパリ ページ14

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数日後。


私は元気よく局の自動ドアを通った。




A「おはよーございまーす！」



彩華「おはよー、A。てか、なんかテンション高くない？笑」



A「ケジメつけてきました。」



彩華「え、どういうこと？笑」




頭の上にはてなマークたくさん浮かべる彩華さん。


実は、彩華さんには、告白されたことを話していない。


話していないというか、デートの次の日から彩華さん風邪で寝込んでたから、話せなかったんだよね。


今日のお昼にでも話すつもり。



しばらく亜嵐くんへの返事どうしようって悩んでたから、気分は少し楽になった。


…断っちゃったけど。


いつも通り仲良くしましょうってことで、気まずくならなくて済みそうだし。


ひとまず、一件落着。




A「おはようございます。」



金沢「おはよ。…あれ、元気になってる？」



A「どういうことですか。笑」



金沢「ここ数日ため息ばっかついてたじゃん。今日も昨日みたいだったらご飯奢ってあげようかなって思ってたんだよ。」




ごはん……




A「……、はぁぁぁぁ………」



金沢「いや長い長い。笑 絶対わざとだろ！」



A「そんなことないですよ。…はぁぁ…」



金沢「そんな演技しても奢ってやんねーからな。」



A「…けち。」



金沢「おま、先輩に向かってケチはないだろ！笑」



A「口が滑りました。」



金沢「おうおう、絶好調でなによりだよ。」




皮肉そうに言いながらも、金沢さんの顔は笑ってた。





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