だめ。 ページ34
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亜嵐side
玲於に軽くあしらわれながら着替え終えて、
結局何が何だか分からないまま体育館に向かった。
体育館サイドに付いてる下駄箱にスニーカーを置いてると、
たくさんのスクイズカゴに入れて中から出てきたAちゃん。
俺達に気づいて、あ、って。
亜嵐「なんか重そうなの持ってんね？」
A「ううん、空だから余裕だよ。」
なんて、ちょっとした立ち話を少しだけ。
すると今度は、彼女の視線が玲於に移った。
A「佐野くんは今日も体験？」
玲於「ううん。正式に入った。」
A「そうなんだ？昨日はあんなに渋ってたのに。笑」
さっきの俺と同じようなこと言うAちゃん。
すると、そんな彼女に玲於は、
玲於「まぁ、様子観察しないといけないものもできたからね？」
なんて、ニヤリと口角を上げながら返す。
俺にとっては、何のことかこれまたわかんなくて。
そんな俺とは反対に、わかりやすく慌て始めるAちゃん。
A「ちょ、佐野くん！何言ってんの.......！？」
玲於「別に、何とは言ってないじゃん。.......あれ、もしかして先輩、心当たりが.......？」
A「ないから！！」
自分の目の前で繰り広げられる会話。
それに入っていけない俺は、ただただ2人を眺めるだけで。
.......え、なにこれ。
いつの間にこんなに仲良くなってんの？
いや、別にいいんだけどさ。
.......いい、はずなんだけど。
胸のあたり、急にモヤモヤし始めて。
彼女と別れてから、玲於に話しかけてみる。
亜嵐「あんな仲良かったんだね、Aちゃんと。」
玲於「ん？あぁ、昨日話しただけだよ。」
亜嵐「そうなの？」
それにしては、やけに親しそうだったな。
玲於「話しやすい人だよね。優しそうだし。」
亜嵐「うん、まあ.......」
玲於「部活の様子見てると、相当頑張り屋みたいだし。」
亜嵐「.......うん。」
玲於「彼女にするなら、あんな人がいい──」
亜嵐「だめ。」
玲於「.......え？」
亜嵐「.......Aちゃんは、.......だめ。」
目の前には玲於の驚いた顔。
でもきっと、言った俺自身も同じような顔してる。
だって、「だめ」なんていう言葉は
自分の意思関係なく、咄嗟に出てきたものだったから。
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SOLTWORLD(プロフ) - 更新ありがとうございます！本当に投票楽しみにしています！ (2019年9月20日 19時) (
レス) id: ef07261ca1 (このIDを非表示/違反報告)
ど根性オレンジ(プロフ) - らな。さん» お久しぶりです！楽しみに待ってますね！(*´▽｀*) (2019年8月31日 10時) (レス) id: 20d845d7dd (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - まる さん» コメントありがとうございます！頑張ります！(^^) (2019年8月27日 0時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ど根性オレンジさん» ど根性オレンジさーーん！！笑お久しぶりです(><) これから更新頻度上げれるように頑張っていきますo(^-^)o (2019年8月27日 0時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - IBU-00さん» コメントありがとうございます！更新カメ極めてて申し訳ないです(；；)頑張ります！ (2019年8月27日 0時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな。
| 作成日時：2019年5月9日 0時
