彼女枠 ページ44
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Aside
琴音｢……？どうかしました？｣
A｢あっ、いや……｣
思わず反応してしまった私。
琴音さんに首を傾げながら見つめられて、
なんでもありません、って慌てて誤魔化した。
でもまあ、心の中は“なんでもない”っていう状態ではなくて。
……玲於くん、今、どんな顔してる？
……なんて答える？
……ふたりでご飯行くの？
……こんなこと考える私って、めんどくさい？
なんて不安がごちゃごちゃして、
気になってるのに、玲於くんの方を見れない。
どうしようもなくて、ただただ自分の服の裾を握りしめた。
………すると。
玲於｢……悪ぃ、ふたりとか、そういうのは行けないわ。｣
私の耳に入ってきた、そんな言葉。
玲於｢嫌な思いさせたくないから。｣
琴音｢……え、｣
誰とは指さず、そう言った玲於くん。
琴音さんはもちろん、どういうこと？と混乱状態で。
………そんな琴音さんの死角で
玲於くんは身じろぐ振りをして、裾を握りしめる私の手を握ってきた。
まるで、お前のことだよって言ってるみたいに。
玲於｢そういうことだから。じゃあ、またあとの撮影でな。｣
行くぞって言って、玲於くんは進行方向に向き直る。
だけど、あとさ…って
再び琴音さんの方を向いて。
玲於｢……悪いけど、彼女候補、諦めてもらっていいかな。｣
琴音｢え、｣
玲於｢…俺の彼女枠、こいつで埋まってるから。｣
A｢へ、？｣
いきなり頭を持たれて、間抜けな声が出る。
そんな私を気にすることも無く、
それじゃ、って玲於くんは今度こそ琴音さんに背を向けた。
琴音さんのもとから少し歩いたところであんなこと言ってよかったの？って聞けば、
玲於｢いいんじゃないの？事実だし。隣でめちゃくちゃ不安な顔してる奴もいたしさ。｣
なんて、ニヤってしながら私のこと見てくる。
A｢……ムカつく。｣
いつも、私ばかりお見通しって感じで。
ムカつくし、悔しい。
だけど、そんな文句言ってる私の顔は
言葉に似合わず緩んでた。
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ど根性オレンジ(プロフ) - ってなって気づいたらもう終わり！？意外と長いようで短かったです。ワクワクとドキドキをありがとうございました！次作も楽しみにしてます！ (2019年3月22日 19時) (
レス) id: 20d845d7dd (このIDを非表示/違反報告)
ど根性オレンジ(プロフ) - ふぁぁぁぁぁ！なんか、もう、こう、最高。(語彙力)らな。さんのこのシリーズ好きすぎました！始まった頃から読み続けてきて、毎回玲於くんと主人公ちゃんの行動にこっちまで一喜一憂して、やっと幸せになったと思ったらまさかのライバル！？ (2019年3月22日 19時) (レス) id: 20d845d7dd (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - mizuhoさん» mizuhoさん、ありがとうございます(*^^*) 今ストーリーをメモに貯めてるところです。楽しんでもらえるといいな…！(予想と違ってたらごめんなさい(>_<)) (2019年3月20日 21時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - まいさん» 初めまして！(^^) そう言って頂けて、感謝感激です！笑 更新までしばしお待ちください(*^^*) (2019年3月20日 21時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - しをちゃさん» お返事遅れました、(>_<;) 玲於くん、ちゃんと挽回してもらいました。笑 楽しめてもらえたでしょうか...！ (2019年3月20日 21時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな。
| 作成日時：2019年2月13日 23時
