不意打ちの言葉 ページ39
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玲於side
玲於｢もう無視はなしね。｣
A｢…うん。｣
玲於｢まあ、避けられるような理由作ったのは俺なんだけど。｣
A｢うん。｣
玲於｢“うん”って…。ほんと、何も無いからな？琴音とは。｣
A｢…あの日、電話に入り込んだ声も琴音さんだよね？｣
玲於｢うん、まあ。｣
A｢…彼女候補宣言されたけど。｣
玲於｢勝手に言ってるだけだっつーの。妙に懐かれてんだよ。｣
A｢懐かれてるって…｣
ソファーの上。
犬じゃないんだからって口尖らせながら、
Aは納得してない表情で。
A｢……玲於くん、ベタベタされても断れなさそう。｣
玲於｢いや断れるわ。誰だと思ってんの。｣
A｢……斎藤さん。｣
玲於｢違う。｣
フリじゃねぇっつーの。
心の中でそう突っ込む俺を他所に、
隣に座ってクスクスと楽しそうなA。
最初、俺がここに来た時に比べて
ふたりの間の雰囲気は、随分と和やかになった。
Aと他愛のない話しながら、
ああ、やっぱこの空気感が落ち着く、なんて思ったり。
そんな中、Aが小さく口を開く。
A｢……誘惑に負けないでね。｣
玲於｢なに、浮気するとでも？｣
A｢……｣
玲於｢黙るな、おい。｣
浮気できるほどの余裕なんてないわ。
壱馬に取られるかもしれないのに。
玲於｢まあ、琴音に構いすぎたら、どこかの誰かさんがヤキモチ妬くからなぁ。｣
これまでのお返しのつもりで、
からかい口調で言ってみる。
するとAは、頬を赤らめてわかりやすく顔をムッとさせて。
A｢……いいもん。｣
玲於｢え？｣
A｢……妬かされた分、その倍甘やかしてもらうから。｣
玲於｢……、……あっそ。｣
そうすれば？って適当に答えながら、俺はそっぽを向いた。
……不意打ちの言葉で抑えられなかったニヤケを、
Aに見られないように。
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ど根性オレンジ(プロフ) - ってなって気づいたらもう終わり！？意外と長いようで短かったです。ワクワクとドキドキをありがとうございました！次作も楽しみにしてます！ (2019年3月22日 19時) (
レス) id: 20d845d7dd (このIDを非表示/違反報告)
ど根性オレンジ(プロフ) - ふぁぁぁぁぁ！なんか、もう、こう、最高。(語彙力)らな。さんのこのシリーズ好きすぎました！始まった頃から読み続けてきて、毎回玲於くんと主人公ちゃんの行動にこっちまで一喜一憂して、やっと幸せになったと思ったらまさかのライバル！？ (2019年3月22日 19時) (レス) id: 20d845d7dd (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - mizuhoさん» mizuhoさん、ありがとうございます(*^^*) 今ストーリーをメモに貯めてるところです。楽しんでもらえるといいな…！(予想と違ってたらごめんなさい(>_<)) (2019年3月20日 21時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - まいさん» 初めまして！(^^) そう言って頂けて、感謝感激です！笑 更新までしばしお待ちください(*^^*) (2019年3月20日 21時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - しをちゃさん» お返事遅れました、(>_<;) 玲於くん、ちゃんと挽回してもらいました。笑 楽しめてもらえたでしょうか...！ (2019年3月20日 21時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな。
| 作成日時：2019年2月13日 23時
