好きだった ページ28
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Aside
A｢……え…………、｣
間抜けな声を出した私を、玲於くんは間抜け面、なんて言って笑って。
玲於｢…………Aが好き。｣
優しい顔で口にした、ストレートな言葉。
未だ現状が飲み込めない私は
え？え？、を繰り返すばかりで。
玲於｢……混乱し過ぎでしょ。｣
A｢だって………っ、｣
玲於｢…ずっと好きだった。｣
私に追い打ちをかけるように
玲於くんはその2文字を再び私に伝えてきた。
それは、私の涙腺を壊すのには十分で。
涙がこぼれ落ちる一歩手前でふんばっていると、
玲於｢……そっち、行っていい？｣
そんな事言って、
玲於くんは私の隣に移動してくる。
ついに零れ落ちた涙を
さっきのように親指で拭った玲於くんは
そのまま私を腕の中に閉じ込めた。
A｢……嘘だ。｣
玲於｢こんなことで嘘つかねぇよ。……ったく、俺はずっとAだけだってのに、夏希と付き合ってるなんて訳わかんねぇ勘違いしてるし。オマケに隣にはいつも壱馬がいるし。｣
A｢だって……っ、｣
何か言ってやりたかったけど
何も浮かばない上に、声も震えてまともに話せなくて。
下唇を噛んで黙っていると
ま、いいけどさ、なんていう声が降ってきた。
少し体が離れたと思えば
玲於くんが私の顔を覗き込んでくる。
玲於｢……で、？｣
A｢へ……｣
玲於｢返事は？｣
A｢えっと……｣
玲於｢…………Aは、どう思ってる？俺の事。｣
じっと見つめられて、目が逸らせない。
………答えなんて、最初から決まってる。
A｢…………好き……｣
玲於｢……｣
A｢…好き。私も、ずっとずっと、好きだった………！｣
そう吐き出すように伝えると
玲於くんはふっ、と優しく笑って
再び私を腕の中に収めると、その大きな手のひらが私の頭を優しく撫でる。
さっき拭ってもらった涙は再び溢れてきて
玲於くんの服を濡らしていく。
玲於｢俺ら、すれ違いすぎだろ。｣
A｢…うん。｣
玲於｢もうだめかと思ったわ。｣
A｢……うん。｣
玲於｢………A。｣
不意に、名前呼ばれて。
玲於くんの肩にうずめていた顔をあげれば
じっとこっちを見つめる玲於くんがいて
……そっと、唇が重なった。
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ハナリーン(プロフ) - もう本当にきゅんきゅんしすぎて死にそうで、にやけがとまりません……。改めて玲於くんがまた好きになってしまいました。幸せな時間をありがとうございます……！ (2019年3月24日 7時) (
レス) id: 33cb9575e2 (このIDを非表示/違反報告)
ど根性オレンジ(プロフ) - はい！Ｏ(≧ω≦)Ｏ語りましょう！(≧∀≦) (2019年1月9日 20時) (レス) id: 20d845d7dd (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ちょんさん» 嬉しいコメントありがとうございます(*´-`*) がんばってきます！！！ (2019年1月8日 20時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - SOLTWORLDさん» なんですかこのにやけてしまうコメントは。笑 ありがとうございます(*^^*) 番外編までしばしお待ちくださいヽ(´ー｀)ノ (2019年1月8日 20時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ど根性オレンジさん» オレンジさぁぁあん！！！がんばってきます〜！！また語りましょう。笑 (2019年1月8日 20時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな。
| 作成日時：2018年12月2日 0時
