幼なじみの位置 ページ28
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Aside
その日のリハ終わり。
私はいつものように沙耶と着替えていた。
A｢…はぁ、｣
沙耶｢あーあ、幸せ逃げた。｣
A｢……別にいいもん。｣
いじけた子供みたいに、そんなこと言ってみたり。
今日は一段と疲れた気がする。
なんていうか
いつもは気にしないところにまで意識しちゃって
余分に神経すり減らせた感じ。
だって、気まずすぎて。
目が合う度、何度も目を反らせてしまった。
……玲於くんは、どう思っただろうか。
なんでだよ、って
怒ってる？
悲しんでる？
……それとも、気にしてない？
A｢気にしてるわけ、ないよね……｣
だって、この前言われたばっかじゃん。
“俺には関係ない”って。
今日はなんだか早く帰って寝たい気分で
沙耶のことも急かせて、ふたりで更衣室を出た。
エントランスに着いたエレベーターを出たところで
視界の片隅に男女の姿が映り込む。
夏希｢玲於、ご飯いこ？｣
そんな、可愛い声。
後ろ姿で、夏希さんだということはすぐに分かった。
そして、彼女の正面に
…………玲於くん。
可愛らしく袖を摘まれながら
ご飯に誘われてるところらしくて。
……やだ。
行かない、って言って。
無意識にそんなこと願ってて。
バカだよね、私。
さっき考えたばっかじゃん。
玲於くんにとって
私は幼なじみ以外の何者でもないんだよ。
だから、私も
幼なじみの位置に居なきゃいけないのに。
A｢……沙耶、行こ。｣
沙耶｢ちょ、……｣
胸にあるもやもやをかき消すように、2人を見ないようにしながら足を速めた。
……なのに。
玲於｢…Aっ、｣
この人は、いとも簡単に私の心をかき乱す。
なんでよ。
なんでこんな時に呼ぶの？
今はただ、胸が締め付けられるだけ。
A｢……っ｣
その声に応えることの無いまま
私は会社をあとにした。
.
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ど根性オレンジ(プロフ) - らな。さん» 移行おめでとうございます！(またフライング)Part6楽しみにしてます！これからも更新頑張って下さい！壁|ｮ･ω･｀o)ｶﾞﾝﾊﾞｯﾃｯ♪ (2018年12月1日 10時) (
レス) id: 20d845d7dd (このIDを非表示/違反報告)
llen(プロフ) - もちろん！読みます！ (2018年12月1日 0時) (レス) id: 56c2415f0c (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - llenさん» 作者の策略だったり。笑 Part6も読んでもらえると嬉しいです(*^^*) (2018年12月1日 0時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ちはさん» ありがとうございます！そんなこと言って頂けるなんて、嬉しすぎます(*^^*) これからも楽しんでもらえるようがんばりますね！！！ (2018年12月1日 0時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - りなさん» そうですね...(><)作者は早く2人をくっつけたいんですけど。笑 (2018年12月1日 0時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな。
| 作成日時：2018年10月25日 23時
