検索窓
今日:18 hit、昨日:27 hit、合計:423,343 hit

言葉の真意 ページ30

.


Aside




A「壱馬はこんなところでどうしたの?」


壱馬「あ、そうそう。店探してて。ここら辺にある、和食店。メンバーと飲む予定なんだけど、アジの塩焼きがどうのってRIKIYAさんたちが…」


A「アジの塩焼き?」




そのワードに
そういえば、玲於くんに連れて行ってもらったお店この辺りだ、なんて思い出す。



見渡してみれば、そのお店はすぐに見つかって。




A「壱馬、そのお店、あれかも。」


壱馬「え、」




指をさしてみれば、ほんとだ!って
声を上げる壱馬。




壱馬「助かった。さんきゅ。」


A「ううん。」


壱馬「知ってる店?」


A「玲於くんに1回連れて行ってもらったことがあって。」


壱馬「……ふたりで?」


A「うん。」


壱馬「……、そっか。」


A「…?」




いきなり弱々しくなった壱馬の声。


少し心配になって、名前を呼んでみれば
ん?、っていつもの調子に戻る。




壱馬「じゃあ、そろそろ行くわ。」


A「うん。またね。」


沙耶「また。」




軽く手を振ってみれば、笑いながら振り返してくれる。


そのまま背を向けて歩き出すのかと思えば
壱馬はその場に立ち止まって。




壱馬「A。」


A「ん?」


壱馬「……玲於さんばっかじゃなくて、たまには俺とも飯行ってよ?」


A「もちろん。」


壱馬「…言っとくけど、ふたりで、だから。」


A「…ん?なんか相談とか?」


壱馬「別にそういうわけじゃないけど。……ただ、俺がAとふたりがいいだけ。」


A「…え?」





いつになく真剣な顔でそう言った壱馬。


最後の言葉にポカンてしてると
じゃあな、って壱馬は今度こそ背を向ける。



目の前の出来事に沙耶は
え?え?、ってまた興奮気味。





高校の頃からの付き合いだけど
そんなこと言われたの、初めてで。



壱馬の言葉の真意が分からず、ただただ立ち尽くすだけだった。





.

ジム→←カチコチな会話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (253 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1811人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

らな。(プロフ) - xxさん» やっとレスの不具合直りました!(TT)ですよね、ヤキモチですよね!!素直になれよ!って書きながら突っ込んでます。笑 うじうじさせてるのは自分なんですけどね。笑 (2018年9月30日 13時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ちはさん» いつもありがとうございます(*^^*) そろそろ玲於くんが気持ちを認める頃ですかね...?笑 (2018年9月30日 13時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ど根性オレンジさん» やっと!!やっと!返信でしました!!もうそれのことについて話したくて話したくて!笑 私は11月に受験があるので、頑張った御褒美に〜、ってねだろうとか思ったりですね←ダメ 同じく金欠なので。笑 (2018年9月30日 13時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
xx(プロフ) - いや、意味しかないよ!!笑ヤキモチじゃん!嫌だったんじゃん!それは好きじゃん!意味しかないよ!笑笑 (2018年9月11日 23時) (レス) id: 1ca80b54b4 (このIDを非表示/違反報告)
ちは - 移行おめでとうございます!お互いに早く自分の気持ちに気付いてー!とムズムズしながら楽しく読ませてもらってます笑更新頑張ってください! (2018年9月11日 8時) (レス) id: 3456c85cde (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:らな。 | 作成日時:2018年9月9日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。