親友 ページ28
.
Aside
A｢…沙耶、どうしよう。｣
沙耶｢それ、何回目？笑｣
ふたり揃ってオフを貰えた週末。
久しぶりのふたりでのお出かけでやってきたカフェ。
私はこの前の飲み会のことを沙耶に話した。
水谷さんのことも話したんだけど、
沙耶にとってはそんなのどうでもいいくらい、玲於くんの話に釘付けで。
帰り際のことを話せば、何それやばい！って、興奮気味。
私が経験少ないだけかな、とか思ってたけど、
やっぱり、普通じゃないよね？
…いや、あれは、玲於くん寝ぼけてたんだ、きっと。
だから、なんの意味も無い。
そう考えないと、心臓が持ちそうになかった。
そして、ここからが私にとっては本題。
意を決して、コーヒーカップをテーブルに置き
まっすぐ沙耶の方を見た。
こちらに気づいた沙耶は
不思議そうに、何？って笑う。
A｢…沙耶。報告することがあります。｣
沙耶｢…え、なになに。｣
A｢……｣
沙耶｢早く言ってよ。笑｣
A｢私、大野Aは。｣
沙耶｢…はい。｣
A｢……その、……玲於くんを、好き、に、…なって、しまいました………｣
沙耶｢……え、今更？｣
A｢へ！？｣
予想外の反応。
思わず間抜けな声を出していると
沙耶は、緊張して損した〜、って。
え、
ちょっとまって。
……え？
A｢…今更？｣
沙耶｢今更。｣
A｢え、だって、これこの前の話……｣
沙耶｢それは、Aが自覚がなかっただけで、結構分かりやすかったよ？｣
A｢嘘、｣
沙耶｢ほんと。笑｣
ほんと鈍感、って笑う沙耶。
私は一気に脱力した。
A｢なんだあ、わかってたのかぁ…｣
沙耶｢ついで言うと、隼さん達もそう思ってるよ。｣
A｢あ！この前そういう風なこと言われた！｣
沙耶｢ほら。笑｣
なんだ、本人だけじゃん、分かってなかったの。
沙耶｢……まあ、私はお似合いだと思うよ。ふたり。｣
A｢ほんと？｣
沙耶｢なんか、ふたりだけの特別な雰囲気があるもん。｣
頑張れ、って優しく微笑んだ沙耶。
やっぱり、親友は特別な存在。
その沙耶の笑顔だけで、なんだか心強かった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1811人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らな。(プロフ) - xxさん» やっとレスの不具合直りました！(TT)ですよね、ヤキモチですよね！！素直になれよ！って書きながら突っ込んでます。笑 うじうじさせてるのは自分なんですけどね。笑 (2018年9月30日 13時) (
レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ちはさん» いつもありがとうございます(*^^*) そろそろ玲於くんが気持ちを認める頃ですかね...？笑 (2018年9月30日 13時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ど根性オレンジさん» やっと！！やっと！返信でしました！！もうそれのことについて話したくて話したくて！笑 私は11月に受験があるので、頑張った御褒美に〜、ってねだろうとか思ったりですね←ダメ 同じく金欠なので。笑 (2018年9月30日 13時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
xx(プロフ) - いや、意味しかないよ！！笑ヤキモチじゃん！嫌だったんじゃん！それは好きじゃん！意味しかないよ！笑笑 (2018年9月11日 23時) (レス) id: 1ca80b54b4 (このIDを非表示/違反報告)
ちは - 移行おめでとうございます！お互いに早く自分の気持ちに気付いてー！とムズムズしながら楽しく読ませてもらってます笑更新頑張ってください！ (2018年9月11日 8時) (レス) id: 3456c85cde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らな。
| 作成日時：2018年9月9日 1時
