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お返し ページ21

.


Aside




…ん?

ちょっと待って?


禁止なんて知らないんだけど。




水谷「禁止?」


玲於「まあ、俺が禁止させてるんですけど。すぐフラフラになるから。」


水谷「そうなんですか。でも、そうなったら俺が責任とって俺が送りますよ?」


玲於「そんな、昨日知り合ったばかりの人に迷惑かけられませんよ。」




私の目の前で繰り広げられる、そんな会話。




きっと、禁止とか言ってるのはただの口実。


……もしかして玲於くん
私が困ってたの、気づいた?




水谷さんは玲於くんの話に納得したのか、
それもそうですね、ってグラスをテーブルに置いた。



玲於くんもそれを確認して
テーブルの上に浮いていた右手を椅子の上に下ろすんだけど、

私の腕は、掴まれたままで。



驚いていると、玲於くんの手は少し移動して、私の手首に。


しかも、さっき止められた時とは違って
優しく握られてるから、玲於くんの考えてることが分からなくなる。




声を掛けようにも
どう言えばいいのか分からず何も言えないまま玲於くんの横顔を見つめた。



やがて私の視線に気づいた玲於くんは
何?とでも言うように少し首を傾げる。


手!と視線で送ってみれば
ん?ってさらに不思議そうな顔。




え、本当にどういうこと?!なんて
ドキドキしながら軽くパニックになってると
ニヤリと上がった、玲於くんの口角。




……あ、


面白がってるな、こいつ。




そう悟った私は
自分の手を玲於くんの膝の上に移動させて。


それに気づいた玲於くんは
今度は本気で不思議そうな顔をする。



そして。




──むぎゅっ。




玲於「いてっ!!!」




思い切り玲於くんの膝をつねってやった。




亜嵐「え、なに、玲於どうした?」


涼太「いきなり怖いんだけど。笑」


玲於「あ、いや、なんでもない。」




テーブルの下で何が起きてたのか知らない亜嵐さん達。


玲於くんは適当に誤魔化すと
ちらりと私のことを睨む。


全然怖くないもんね。


負けじとばーか、と口パクで返した。




…ドキドキさせたお返しだよ。





.

帰り際→←禁止



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らな。(プロフ) - xxさん» やっとレスの不具合直りました!(TT)ですよね、ヤキモチですよね!!素直になれよ!って書きながら突っ込んでます。笑 うじうじさせてるのは自分なんですけどね。笑 (2018年9月30日 13時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ちはさん» いつもありがとうございます(*^^*) そろそろ玲於くんが気持ちを認める頃ですかね...?笑 (2018年9月30日 13時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ど根性オレンジさん» やっと!!やっと!返信でしました!!もうそれのことについて話したくて話したくて!笑 私は11月に受験があるので、頑張った御褒美に〜、ってねだろうとか思ったりですね←ダメ 同じく金欠なので。笑 (2018年9月30日 13時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
xx(プロフ) - いや、意味しかないよ!!笑ヤキモチじゃん!嫌だったんじゃん!それは好きじゃん!意味しかないよ!笑笑 (2018年9月11日 23時) (レス) id: 1ca80b54b4 (このIDを非表示/違反報告)
ちは - 移行おめでとうございます!お互いに早く自分の気持ちに気付いてー!とムズムズしながら楽しく読ませてもらってます笑更新頑張ってください! (2018年9月11日 8時) (レス) id: 3456c85cde (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らな。 | 作成日時:2018年9月9日 1時

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