もし俺が好きって言ったらどうする？[佐野玲於]

ブースの外 ページ8

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玲於side




亜嵐「えー、次はふつオタのコーナーでーす」



隼「いえーーい！！！！！！！！！！！！」



亜嵐「隼今日テンション高いね笑。語尾にびっくりマークめっちゃ見える笑。隣の黒い人は大丈夫？」



メン「大ジョブ大ジョブ、ゲンキゲンキヨ」



亜嵐「カタコト笑」




台本通りに進むジェネトーク。


あいからわず盛り上がってて。




亜嵐「最初のお便り紹介しますー。ラジオネーム[佐野玲於×佐野玲於×佐野玲於×佐野玲於の18乗]さんから！」



隼「ちょっと待って名前パンチすごくない！？笑」



メン「玲於のこと大好きなんだね笑」



玲於「いやー、もー、嬉しい限りですね。途中までちゃんと×で表してたのを18乗に変えてるところがまたいいね！」



メン「面倒くさくなったんじゃないの？」



隼「でもあれですよね！18乗って表してもらってなかったら亜嵐くん延々と玲於のことフルネームで呼び続けてましたよね！佐野玲於佐野玲於佐野玲於…あれ？今何回言ったっけ！？的な！」



玲於「それやだわ笑。なんかきもい笑」



亜嵐「いや俺、普通にラジオネーム読んだだけなんですけど！」



玲於「はい内容内容〜」



亜嵐「あ、えーっとね…ーーー」




ようやくお便りを読み始めた亜嵐くん。



ジェネトークの仕事は結構好き。


フリーな感じで話せるからね。


そりゃ、公共電波に流れるわけだから、言葉を選ばなきゃいけない時もあるけど。


いや、選べてない時もあるけど。


その時はすかさずHOT SHOT!の効果音が入ってくれるからね。笑



台本をみると、このコーナーがラスト。


収録終わったら何しようかな。


今日の仕事はこれで終わり。


トレーニングでもしようか。



いやいや、そんなことよりまず収録収録。


頭の中切り替えながら、ふとブースの外を見る。




玲於「……」




目に入ったのは新人のあの子。



ものすごく真剣な顔でサワさんの手の動きを見てる。


あ、サワさんていうのは金原さんのこと。



涼太くんとか数人はサワちゃんとも呼んでる。



必死にサワさんが触るスイッチ目で追っかけたりして。




それだけで、なんかもう、この仕事すごくやりたかったんだろうなって思えた。








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