手当て ページ15
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玲於「足。」
A「へ？」
玲於「痛いんでしょ。庇って無理矢理歩いてるのバレバレ」
気づいてたんだ。
全然そういう素振りがなかったから知らないと思ってた。
言われるがままに靴と靴下を脱ぐと、その患部を見て玲於くんはうわっ、と言う。
玲於「バカでしょ。なんでこんなに腫れてるのに普通にしてんの。」
A「学生のときから挫くの癖になってて、軽い捻挫なんかしょっちゅうだから、大丈夫だと思って。あんまり痛み無かったし、私もこんなになってるとは思わなかった」
玲於「お前って根性あるね」
A「あはは、そうかな？」
玲於くんははぁ、とため息をつき、バッグから湿布を取り出した。
A「湿布、いつも持ってるの？」
玲於「は？そんなわけないでしょ。焼肉の前にコンビニで買ったんだよ」
A「ですよね」
無愛想なことを言いながらも、患部に湿布を貼ってくれる手つきはとても慎重で。
私が痛みを感じないように、優しくしてくれてるんだな。
湿布もわざわざ買いに行ってくれたことが嬉しくて。
A「玲於くん、ありがとう」
玲於「………、うん。」
残りの湿布も、すぐ放置しそうだからって半強制的に私が貰うことに。
そんなことをしているうちに、タクシーはいつの間にか私の住むマンションのすぐそばまで来ていた。
玲於「ほんとに近いんだね」
A「うん。局から歩いて15分か20分くらいだよ」
玲於「脂肪を燃やすにはいい運動になるんじゃない？」
A「え？何？私が太ってるって？」
玲於「さあね？」
そう言って意地悪な笑みを浮かべる玲於くん。
間もなくして、タクシーがマンションの近くで停車。
降りる時、湿布とタクシー代を渡そうとしたけど、俺はそこまでケチじゃない、って言い張って玲於くんは受け取らなかった。
A「じゃあ、また。これからよろしくお願いしますね、玲於くん」
玲於「よろしく。またね、A」
そう言って閉じられたドア。
私は少しの間、玲於くんが乗ったタクシーが遠ざかっていくのを見送った。
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らな。(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます！！大変お返事が遅くなりました、、！(>_<) 一応アカウントが無いわけではないのですが、作るだけ作って全く浮上していない状態でして(^^; リニューアルして利用し始めるかもしれないので、その時はこちらでお伝えしますね！！ (2019年10月13日 0時) (
レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
あお - こんにちは！こんばんはかな…？ハイアンドローから見させていただきとても気に入っております！Twitterとかしてるのであれば教えていただきたいです！ (2019年9月5日 22時) (レス) id: d939cc4598 (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - そらさん» 言われてみればそうですね……！なんで遅生まれって書いたんだか。( °_° ) ご指摘ありがとうございます！ (2018年3月1日 17時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
そら - 細かいかもしれませんが、1月は遅生まれじゃなくて、早生まれだと思います(*ﾟｰﾟ) (2018年3月1日 14時) (レス) id: 0a9c1fafc2 (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ゆんさん» ほんとだ…！！！( °_° )ご指摘、ありがとうございます！ (2018年2月6日 20時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな。
| 作成日時：2017年11月27日 22時
