S.Hirano＿記憶を失った俺

記憶＿26 ページ26

永瀬サイド


紫耀が目が覚めないまま、
一晩が経った。


高「しょおー」


海人は、紫耀のベッドの横で
紫耀の手を握ってる。




紫耀は相変わらず、ピクリとも動かへん。


先生は、異常はないって言ってるけど。

なんかちょっと心配。



永「紫耀、はよ起きや？」


毎日こうして誰か声をかけてるけどな
全く効果なしって感じで。




メディアも紫耀のことを待ってて、
いつこんな状況がバレてもおかしくない。


記憶喪失にまでなったんだから
記憶が戻っても、
紫耀が精神的に不安定だと思うし。

でも、ファンの子たちにいえば
心配されるし。


永「なぁ、ファンの子たちに言ったらどうなるかな？」

岸「パニックになるでしょ？」

永「もし、このまま紫耀の記憶が戻って仕事再開したらどうする？」

神「紫耀は、無理をすると思う」

岩「それか壊れる」

永「言ったことで何か悪いことが紫耀に起こったら？」

高「俺たちで守る！」


岸「ジャニーさんに相談しよっか」


ということで、
めっちゃ早く決まったわ。


ジャニーさんは、
ここに来てくれるらしい。

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