今日:30 hit、昨日:1 hit、合計:58,359 hit
小｜中｜大
10 ページ10
浮所サイド
振「じゃー始めるぞー！」
ｶﾞﾀｯ
あ、まただ。
次は手が動かしにくい。
持ってたペットボトルが
水が多いせいか、大きな音を立てて落ちた。
これ、拾おうとしても拾えないやつだ。
動かない俺に、マネージャーさんが駆け寄ってくる。
ペットボトルを拾ってくれて、
俺の背中をさすりながら話しかけてくれる。
ﾏﾈ「どうした？休憩する？」
なんか…足も…
ｶﾞｸｯ
足に力が入りづらくて、座り込んじゃった。
不安になって、また涙が出てくる。
ﾏﾈ「え！？浮所！」
浮「ﾊｧｸﾞｽﾞｯﾊｧｯ」
マネージャーさんが背中をさすってくれるけど
俺はもう不安で怖くて…
どんどん怖くなって、どんどん息ができなくなって。
ﾏﾈ「ちょっ浮所過呼吸！」
マネージャーさんが他のスタッフさん呼んで
汗拭いてくれたり、息できなくなると
だんだん手足が痺れてくるから
マッサージしてくれたり…
結構時間がかかってたけど、落ち着いてきた。
ﾏﾈ「無理してない？」
落ち着いたころに言われた。
浮「大丈夫です」
そうやってすぐに答えるけど、
マネージャーさんは心配そうな顔をする。
たしかに心配にもなるよねーって
自分でも思う。
だけど今はダメだから…
チャンスを無駄にはできないから…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 165人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：やまだまや | 作者ホームページ：http://128yamada0509
作成日時：2020年11月19日 23時
