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浮所サイド
今日はなんか力が入りにくい気がして…
ほとんど何もせずにレッスンから帰ってきた。
今日は心配だからって、ゆうぴーと一緒に帰ってる。
優「ほんと大丈夫なの？病院行く？今からなら夜間があるけど」
浮「大丈夫、大丈夫。多分、昨日撮影で走り回ったからさ。明日には筋肉痛も何もかも治ってるよ」
病院って言葉にちょっと怖くなる。
病院行くほどじゃない、病院行くほどじゃない。
そう自分に言い聞かせる。
走り回った、なんて嘘。
筋肉痛も嘘。
本当は何も無い。
何も無いのに、足がこうなってる。
腕もおかしい。
気づかないうちに風邪を引いたのかも…
なんて、絶対ないことも視野に入れる。
優「無理すんなよ！」
ゆうぴーは俺にそう言うと、手を振った。
明らかに重い左足を引きずりながら歩く。
さっきまでこんなに…
どんどん歩けなくなる気がして…
それよりも明日、
YouTube撮るから治っててほしいな。
なんか蹴ったりするんだっけ？
俺、右足で蹴るから、
左は絶対に治ってもらわないといけないんだけどー！
とか思ってるけど、正直明日は
もっと動かなくなるんじゃないかと思って怖い。
家に帰って、ペットボトルが開けずらくて
やっと開けられた。
いつもよりめちゃくちゃ時間がかかって。
それでも心配かけたくないから、
家族にも言わないで自分であけた。
でも今度は、冷蔵庫に直す時に
上手く掴めずに落とした。
落とした瞬間、何かを悟った。
俺…
やばいかもしれない。。
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作者名：やまだまや | 作者ホームページ：http://128yamada0509
作成日時：2020年11月19日 23時
