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浮所サイド


今日も一日が終わってゆっくり家に帰る。
金指くんと方向一緒で近いから途中まで一緒に帰る。


浮「最近学校どう?」


金「んーただただ楽しいよ!…どう?」


浮「いや、もうすぐテスト期間だから大変だよね」


この時期のテスト期間はきつい。
みんなだって一緒だから
頑張らないといけないんだけど。


金「浮所はいつテスト?」


浮「しあさって」


しあさって。。
あとちょっとしかない。

帰って勉強しないと。

金指くんと離れないといけないとこまできた。


浮「じゃ!」


金「たまには勉強も休むんだよ!夜中でも電話付き合うからさ!」


金指くんが笑顔で言った。


浮「…ありがとう!じゃ!」


俺は自分の家がある方向に足を向ける。

視界がゆがんで、頬に水が落ちる。


浮「あれっ泣いてんのおれ」


どんどん涙が流れる。


浮「壊れちゃったのかな、おれ」


止まらない涙。

ちょっと近くの公園で泣き止むの待つことにした。


浮「うーグズッ…何分泣いてんのー…」


その時、電話がなってる事に気づいた。

那須からだった。


浮「那須ー?グズッ」


那『大丈夫!?いまどこ?さっきからかけてたんだから!』


浮「グズッ…え、ここ?近くの公園。よく弟が遊んでるとこグズッ」


那『今すぐ行くから!』


そう言って切られる電話。

切られた瞬間、不安になって余計涙が出てくる。


浮「はやく来て…」


那須は本当にきた。


那「なんで公園にいんの?俺、浮所と勉強しようと思って家行って…」


浮「グズッ…泣きすぎて、涙止まんなくて、心配かけちゃうから家帰れなくて」


那「なんかごめん。涙拭いて帰ろ!」


那須はハンカチを渡してきた。


那「浮所が大好きなやつも何人か来てるから」


那須だけじゃないの?
しかも何人かって笑


浮「何人かって…俺が寝れなくなったらどーすんの笑」


那「変なやつもいるからさ、絶対楽しいって!」


那須は楽しそうに俺を家に連れて帰った。

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作者名:やまだまや | 作者ホームページ:http://128yamada0509  
作成日時:2020年6月25日 4時

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