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那須サイド
浮所が調子悪くなったときから
何日か経って、みんな元気なんだけど
やっぱ浮所になんか感じる。
ちょっと不安。
でも、元気なんだよね。
様子見てみるか。
そう思ってから、1週間経った。
わりと元気だし、
先輩に可愛がられてるし、
学校も行ってるみたいだし。
だけど、ある日突然
浮所が壊れた。
マネ「今から浮所と那須はロケ車乗って。次の仕事が入ったから」
休日のレッスンのあと。
他のメンバーは帰っていく。
お仕事入るって嬉しいじゃん。
だけど、浮所は違った。
浮「なんで。なんでっなんでっ怖い」
浮所はカッターを持ってて、
腕から血を出した。
那「浮所!」
声をかけると、カッターを離した。
那「痛くない?医務室行こう」
なんでか泣く浮所。
那「マネージャーさん、今から病院にお願いします」
医務室で簡単に治療してもらったけど
輸血とかいるって言われたから
マネージャーさんに車を出してもらう。
仕事、無理っぽい。
貧血で蒼白い顔を見てると、
今まであんなに元気だった浮所が
信じられない。
那「浮所、大丈夫?辛くない?」
浮「大丈夫…自分でしたことだし……」
車の座席で、
寄りかかってる浮所の手首をなでる。
包帯でぐるぐる巻きにされてるけど
血がにじんでる。
那「怒らないから、あとで何があったか教えて。無理もしなくていいから」
だけど浮所は首を横に振った。
浮「迷惑かけたくない」
まさか、そう言うとは思わなかった。
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作者名:やまだまや | 作者ホームページ:http://128yamada0509
作成日時:2018年12月26日 0時