SEVEN ページ9
今更ですが、誤字脱字はたまにあったり、日本語可笑しいときあるかもしれないですけど、こう言いたいのかな?と優しく解釈してください。お願いします、すみません。許して下さい。
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『制服の上着持ってきてないんだよな…。走って帰るか。』
俺は勿論鬼怒を待ったりせず、帰路についた。
『…さむ。』
温かい春の風などではなく、身体に突き刺さるように寒い風。
否、本当に突き刺さっていた。
突然手足が痺れ、動かなくなった。
「その血肉…我に…。」
『ッ…!』
倒れた俺の目の前で風が渦を巻き、人の形を造り上げた。
『嘘だろっ…誰か…。』
「無駄だ、我の領域何人も入ることなど…。」
殺される。死にたくない。
……鬼怒でいいから、助けてくれ。
意識が朦朧としてきた、鎌のような形を造る風が見える。
そのとき、バサリと大きな黒い羽が目の前を埋めた。
「俺の嫁に何しとんのや。クソ爺。」
大きな太刀を持った銀髪の天狗。
声でわかった。
『何で…鬼怒が…。』
「Aは契約主やし、呼べば無条件で俺は呼び出されるんやで。
妖怪ウ○ッチみたいやな。あ、俺は友達やなくて旦那やけど。
ま、少し休んでな、俺が守ったるから。」
その声に落ち着くはずなんて、思いたくなかったが、安心して目を伏せた。
__________
身体が熱い。
『あっ…ぅ、は……んっ…。』
薄く目を開けた。鬼怒がたくさんの俺の傷を舐めていた。
くすぐったい、こんなの…いやだ。
『っん…うっは、ぁ……ゃ、あ…。』
駄目だ。こんな声、…だっせぇ。
「A。愛してるで。」
『ッ…!!』
目がばっと覚めた。夢だったのか。
『俺…なんつー夢見てるんだ…。』
心臓がドクドクとうるさくて、鏡を覗けば自分の顔は初めて見るほど真っ赤だった。
『つか、なんで服着てない…傷もないし……まさか。』
夢じゃない…?
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大手裏剣(プロフ) - ゆつきさん» どういたしましてー、いえいえ、これからもよろしくお願いします。 (2019年1月11日 9時) (レス) id: 930f4adcc1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆつき - 理解して下さりありがとうございます!!助かります!!ありがとうございます! (2019年1月11日 8時) (携帯から) (レス) id: ca4204c2d8 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - シュランさん» 初めまして。こちらこそありがとうございます!それはよかったです。はい、少々お待ちくださいな。( ˇωˇ ) (2019年1月10日 10時) (レス) id: 930f4adcc1 (このIDを非表示/違反報告)
シュラン(プロフ) - 初めましてシュランです。作品を読ませてもらいました。ザックり言うと、最高です。ありがとうございます!文も読みやすくて話も凄く面白いです。次の更新楽しみにしています (2019年1月10日 10時) (レス) id: 567cd1cb99 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - ゆつきさん» 初めまして、コメントありがとうございます。楽しんで頂けてとても嬉しいです。了解しました。話数を記入しておきます。 (2019年1月10日 9時) (レス) id: 930f4adcc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:大手裏剣 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oh19years/
作成日時:2018年11月25日 23時