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ぶっちゃけマネージャー枠で呼ばれたっぽいけどやっていい仕事が分からなかったので鷲匠監督に話しかける。
「青城の榎本か...お前が学校でやってるいつもの仕事は何やってんだ？」
「ドリンク作り、ビブス洗濯、ボール出し、ボール拾い、ワイピング、とかッスかね。」
「そうか、じゃあそれを先ずはやってくれ。」
ウス、と返事をして仕事に取り掛かろうとしたら呼び止められた。
まだ何かあんのか？
「2対2のときはワイピングを担当しろ。それで見て気付いた欠点を選手に伝えろ。」
「アドバイスは勝手にやっても良いってことスか？？」
「具体的にやってやれ」
「アッス」
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ワイピングを担当している今は、ゲームの合間以外はかなり暇だ。
「2対2キツそうッスね、お疲れさまです」
給水に来た烏野のメガネに声をかける。
言いたいことは沢山あるが、自己紹介が先か。
「青城の榎本って言いまス、お好きなように呼んでください」
「烏野の月島デス、MBです」
ヘラリと笑顔を見せると訝しげに眉をさげた月島。
「(黒尾さんみたい)」
何かすげえ失礼なこと言われたみてえ。
「見てて思ったこと言わせて貰って大丈夫ッスか？」
「あ、どうぞ」
「レシーブのことなんスけど、ディグ苦手ですよね！」
そう言った途端に顔を曇らせる月島にニコーと笑いかける。
教え甲斐があるねー、こいつ絶対嫌がってるけど。
「月島のディグの改善点は２つッスね。
いち！ボール下への移動が遅い。
に！！手が床に並行じゃない。
これを改善すれば絶対よくなるんでレシーブ連のときにポイント教えますねー」
また顔しかめおって。ボール見るだけ嫌になる程みっちり教えこんでやろ。
いやー、面白いね。
「榎本！！」
「アッス」
鷲匠監督に呼ばれ、駆け寄ると籠を渡された。
これをどうしろと...。
手に持った籠を見つめ用途を考えるも謎でしかない。
「隣の棟からビブスとスコアボード受け取ってこい」
「ウス」
鷲匠監督、人使い荒いんスけど。
この籠はビブスを入れろ、と。あー、理解。
にしても隣の棟、ねぇ。
何処に物が置いてあるかなんて全く分からんわ。
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作者名：SparK | 作成日時：2018年8月25日 22時
