「好意」 ページ9
A視点
鬼太郎「ぁうー」
「鬼太郎、…？どうしたの？」
岩子「甘えん坊なのね」
鬼太郎「おろ！おおちぃっ！」
「そうだよ、君の大蛇だよ」
うるさくしてしまい、鬼太郎が起きた。かと思えばよちよちと可愛く、僕の指を握る
頑張って、僕の名前を呼ぼうとしている姿に、心臓がきゅぅっとして可愛い鬼太郎にニヤニヤが止まらない
鬼太郎「きたのおおち、…？」
「そうだよ君の大蛇。君のため、僕はならなんでもするよ」
水木「はぁ？！俺はどーなんだよ！」
ゲゲ郎「倅に威張るのでは無いぞ、水木」
「そうだよ、それに安心して。大蛇は鬼太郎のだけど、僕自身は水木君ものだから」
岩子「男前だわ」
きゅるきゅるとした目で私を見る鬼太郎。彼の頭を撫でながら、にこにこしてれば膝にいる水木君に鬼太郎を撫でている手を掴まれてしまう
嫉妬しているのか、顔は歪んでいる
安心させる為に彼の頭も、撫でてやる
母「今、あがったよ…って、アンタA君になにしてるんだい」
「大丈夫ですよ、二人でお風呂に行ってきますね」
水木「ん、…」
「寝ないで、水木君。お風呂に行くよ」
＊
「飲みすぎは良くないって言ったよね？…もう、酔いは冷めた？」
水木「嗚呼…大丈夫だ。悪いな、本当に」
「お願いだから、しなないでね、」
ここは洗面所
水木君の服を脱がしながら、2人で話す。同時に傷ついた彼の体に触れながら心臓が動いてるか確認する
水木「死なねーよ」
「君が死んだら僕も死ぬよ、水木君」
水木「死なねーってば…」
「ねぇ、水木君きすして、僕を安心させて」
水木「…、…///」
「…触れただけなのに、顔真っ赤。舌も入れてもいいんだよ」
心臓の音を聞いて、更に不安になる。これを抑えるために、彼にキスをせがめば顔を真っ赤真っ赤にしながらも触れるだけ、触れてくれる
そんな可愛い水木君に微笑みながらも、僕も服を脱ぎ、お風呂場の中に行く
水木「キスなんて散々してんのになんで照れてんだって、思ってんだろ」
「うん？まぁね」
水木「御前だから照れてんだよ、俺は」
「可愛いね、水木君。好きだよ」
水木「おわっ、…っ、」
「暖かい。僕の肌って白いでしょ？」
照れるのが嫌なのか、拗ねている水木君。可愛いという気持ちが溢れてしまい、頭を撫でて、その頭にキスを落とす
落としたあとは彼に身体を委ねて、肌の色を見る
水木「外国人みたいだな」
「よく言われちゃうんだ、お買い物とか行くと。黒に染めたいけど、勿体ないよね」
水木「そうだな、その髪も瞳も綺麗だし」
正面にある鏡に映る自分と彼を見る。濡れた髪の毛の色も、瞳の色も正反対の僕達
笑っちゃうなぁ
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作者名：souta | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mei0424mei
作成日時：2024年1月9日 18時
