※「夜」 ページ7
A視点
水木「魚美味いな!」
「貴重なもの買ってきたからね」
3人で仲良く、煮魚な頬張りながら岩子さん達の帰りを待つ。珍しく水木君はお酒を片手にご飯を食べている
ということは明日は休みかな、彼
明日一緒に出かけたりとかできるかな、なんて期待を胸に僕も煮魚とご飯を食べ、お酒を少々飲む
ちなみに、水木君のお母さんはお風呂だ
水木「本当に御前には頭が上がらねーよ!!あっはは!」
「…何杯飲んだのかな、相当出来上がってるね。水持ってくる」
水木「水木持ってくるぅ?俺はここにいるだろ!どこ行くんだよ」
「わっ…ちょっと、重いよ。水木君」
水木「可愛い顔しやがって」
何杯目かは知らないが、相当飲んだであろう酔っ払いの水木君に水を持ってこようとしたら止められてしまう。僕を押し倒し、上に乗ってぐびぐびとお酒を飲む水木君
ちょっと重いし、片付けもできないし、ここはリビングだし、見られたらやだし…兎に角色々と困るのでどいて欲しい
「どいて欲しいな、水木君」
水木「やなのかよ、俺とスるの」
「嫌じゃないよ。誰かに見られたくないだけ
僕のことを好きにしていいのは水木君だけだから、僕の甘えた姿は水木君だけに見て欲しいの」
水木「…ッ…酔い覚めたぁ、っ…///!」
「良かった」
どいて欲しいと彼に願えば、渋る彼。普段なら了承してくれるはずが、逆に俺の片腕を押えて行動を制限をしてきた
どうすれば、酔いを覚ましてくれるんだろうと悩みながらも甘えるように頬に手を添えて言葉を綴る
と、一瞬で酔いが覚めたのか顔真っ赤で直ぐにどいてくれた
水木「っ、ぁー…すまん。酔いがまわり過ぎた」
「謝んなくてもいいよ、誘ってくれたのは嬉しかったから。明日は休み?」
水木「さらっとキスするな…!、…休みだ」
「そう。多分、二日酔いになると思うから薬飲んどいた方がいいよ」
土下座をする水木君の頭にちゅっとキスする。反省してるし、許すよという意味を込めて頭や顔、首に何回かキスをする
その後に怒られてしまったが、気にせず二日酔い止めの薬を渡す
水木「なぁ、いつかは、…その、させてほし、い」
「いいよ。というか今日でもいいんだけど、できるだけ二人っきりがいいな」
水木「…ね、寝る時で、どうだ?」
「うん、じゃあ寝る前に部屋行くね」
水木「おう」
誘ってくれた彼の気持ちを踏みつけるようなことは悪いし、僕達のために仕事を頑張ってくれているので了承する
正直、水木君を満足させてあげられるかは不安だが頑張るつもりだ
それに、僕もずっと水木君と重ねたかったんだ
「水木君。僕の身体も心も全部、やっと、君のものになれるね」
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作者名:souta | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mei0424mei
作成日時:2024年1月9日 18時