【MASHLE】ストーカー兼めんへらちゃん【ラブ・キュート】 (ページ6)

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「パルメゾン？」ページ6

A視点

昨日、アベル様に会いに行ったらお使いを頼まれた可哀想な雑用係の俺
そして今はその帰り。とぼとぼと1人寂しく、地下の廊下を歩いている
…嗚呼、そういや今戦ってるんだっけ？さっき連絡入ったなー

「第四魔牙と第五魔牙とこ行けって言われたなぁ」

マイロ君とキュート先輩の所へ応援に行かなければならないのを思い出し、急いで来た道を戻る。いけないいけない、すっかり忘れてた
…まぁ、あの二人結構強いし、何とかなってるだろうなぁ

＊

「御前達もこんなとこで何して────」
「セーブ」

2人には余裕だろうと思っていたが、割とボコボコだった件について。まぁ、一本線2人相手にしたあとっぽい…その後に神覚者相手はキツいだろうな
マイロ君を蹴っている神覚者の動きを魔法で止め、話を聞いてもらおうとゆっくりとその人に近づく

「…誰だ、御前」
「七魔牙の雑用係です。あ、…貴方と戦おうとは思っていません」
「なら、さっさと魔法を解除してそこを退け」

レイン・エイムズこと、エイムズ先輩。相変わらず顔がいいけど怖い
後ろにいるフィンと赤髪君のアホ面を見習って欲しいものだ

「ぃ、いやぁ…その、第四魔さんを蹴らないでもらっても宜しいですかね？一応、俺の同級生でして可哀想なので」
「これは躾だ」
「ひぇ、やめてあげて…」

マジで怖すぎてダラダラと汗を流しながら、喋っている。俺とて神覚者様と戦いたくは無いので、出来るだけ下手に出る
いつの日かのアベル様が連れてきた男がコモンセンスは大切だと言っていた…はず
意味はよく知らん

「…」
「動こうとしても無駄だと思います。この魔法は対象の動きを止める魔法魔法ですので…まぁ、動きと言っても大幅なものだけなんで、普通に喋れたりしますが」
「パルチザン」
「コマンド、防げ」

俺を睨まみながら、動こうとする神覚者。無駄…ではないが、出来ない可能性能が高いとこの魔法のことを説明する
ついでに第四魔牙のマイロ君を回収する
と、口を動かせると今更気付いたのかパルメゾン？で攻撃してきた

「パルチザン10%」
「コマンド、守れ」
「パルチザン30%」
「セーブ解除。ぁ、ひぇ、セーブ！！」
「…」

どんどん攻撃威力を上げる神覚者の攻撃を弾く。ここで反撃したら死にそうなので攻撃を防ぐだけだ
パルメゾンことパルチザンにセーブを使いたかったので、神覚者にしていたのを解除した
あと1秒で当たる寸前で、パルチザンに魔法をかけた

「は、反撃しないの？」
「え、はい。神覚者とは俺、戦いたくないので」
「「「「(いや、戦えよ…！)」」」」
「自分より強いと負けた時怖いんで」