【MASHLE】ストーカー兼めんへらちゃん【ラブ・キュート】 (ページ30)

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「嫉妬」ページ30

A視点

「キュート先輩、キューートーー先輩」
「ふぅん！」

あの後、20分くらい話しかけているがずっとふんふんふんふん…まじふんしか喋れねぇんじゃないかと心配してしまうくらい言い続けている。キュート先輩には悪いが、物凄く殴りたい

「もう強行突破しかない」
「？女の子を殴るのは良くないよ」
「殴りませんよ！？…まぁ、見ててください…ラブ先輩」
「っ、ふんっ！！」

決意を決めて拳を握りしめた。すると、勘違いをしたのか俺の拳を握りしめたシュエン先輩。ねぇ、アンタの中での俺のイメージってどんなんなの？女の子殴るような奴なんすか？ねぇ？？
と思いながら、キュートことラブ先輩の名前を呼ぶ

「ラブ先輩、話聞いてください」
「ふんっっ！！」
「俺、ラブ先輩と話したいです。ラブ先輩がいないと寂しいですよ」
「ふんっっ！」
「真面目に聞いてくださいよ！、ら────「トルネグス！触んないでなの！近寄んないで！」
「痛、…」

俺の奥の手…必殺☆犬系(笑)後輩くんを発動させ、ラブ先輩と話さそうとする。が、まじ無視されるんで肩を掴むと魔法で吹き飛ばされた。辛いんニダー

「第四魔牙、何をそんなに怒っているんだ？教えてよ」
「あなたに教える必要なんて無いの、これは私とA君の問題なの！」
「(やっぱり君じゃん)」
「(めんごでぇーす！)」

割と痛いので動かないで、這いつくばっているとシュエン先輩がラブ先輩に聞きに行く。流石！自他ともに認めるイケてる先輩、ナイスプレー！と思った矢先、ラブ先輩の不機嫌が俺の所為だと判明
俺さ、なんかしたかなぁ？

「俺とラブ先輩の事って…俺、なんか気に触ることしましたか？」
「…A君は私の事なんて、なんもわかってないの！見てくれないの！！嘘つきなの！」
「あの、ラブ先輩。俺、男なんでもっと具体的に言ってくんないと分かりませんよ」
「っ〜！A君のばかぁ！殺すの！私の事、見てくれないならA君なんて殺すの！！」

直接本人に聞けば、俺が悪いみたいな言い方をされた。いや、なんかした？俺、ラブ先輩と今日会ったの今で初めてなんすけど…
文句を言っても仕方が無いし、冷静になろうと溜息を吐きながら、彼女を見つめる。話してくれるまで待とう作戦だ！

「わかんないですよ、なんでそうなるのか」
「っ、パパ！パパが言ってたの、私のことを大事にできない男は殺してもいいって！だから！私を大事にしてくれないA君を殺すの！」
「なんで？！」
「うるさいの！嘘つき！嫌いなの！」
「？？」
「っ、嫌い！A君なんて、もういいの！諦めてやるの！後悔させてやるの」
「ぁ」