【MASHLE】ストーカー兼めんへらちゃん【ラブ・キュート】 (ページ18)

今日:55 hit、昨日:76 hit、合計:8,809 hit

「俺のもの！」ページ18

A視点

「てか、早く帰んなくて大丈夫？フィンは明日も学校だよな」
「A君…倒れてから1週間経ってるんだよ。明日が学校だと思うの？」

身体を起き上がらせて、近くにあったベンチを座ってみる。今は夜遅くであり、学校を心配すれば辛辣な言葉をかけられる
てか、俺が寝てる間にそんな経ってたのぉ？ねぇ、そんなん聞いてないんだけど！勉強やべーぞ、オラ

「つまり、ないのか。けど、夜遅いと危ないからさっさと帰れ」
「大丈夫だよ。マッシュ君とランス君とレアン寮の人達と一緒に来てるから」
「ず、随分と大勢出来たんだな。(ランスクンって誰なんすか?)」
「みんなの所へ行こうよ。皆待ってるよっ」

心配で帰そうとしても、駄々を捏ねるフィン。話している間に知らない名前を出され、戸惑ってしまうが気に停められず、手を引っ張られた
どうやら、俺は皆の所へ連れていかれるそうである

＊

「はーい、俺復活しまし───「いやぁーん、私のAくぅんっ！」
「久々のセリフも言わせて貰ってない？！」
「ﾀﾞｽﾞｹﾞﾃﾞ…!ﾀﾞｽﾞｹﾞﾃﾞ…!」

ドアを壊れそうな勢いで開け、元気よく入ればピンクの物体にタックルされた。隣のフィンはツッコミをしながら俺をオロオロしながら見ている
助けろよお

「あーんっ！もうっ、寂しかったよぉ！これからはずぅっと一緒なのぉ」
「ありゃ…キュート先輩」
「ラブは君をずっと待っていたよ」
「アベル様、下手をこいて申し訳ないです。皆さんに御迷惑をおかけました」

苦しいくらいにぎゅうぎゅうと腰辺りに抱きついてくるキュート先輩。低い声をした方を見るとアベル様も来ており、アビス先輩とダウトをやっていた
果たして、2人でやるダウトは楽しいのだろうか

「大丈夫ですよ。というか、大丈夫でしたか？」
「みーんなみんな！心配で寝れなかったの」
「そーだそーだ(棒)」
「アビス先輩やキュート先輩は気持ちが伝わるんですけど…ワース先輩さ、思ってませんよね？」
「シラネー」
「クソじゃん、この先輩」

アビス先輩もにっこりと微笑みながら、心配をしてくれる。うむ、こいつ機嫌が良いな…きっとダウトでアベル様に勝ったんだな
キュート先輩以外、俺関係ねぇーじゃんかよ！俺の先輩はクソしか居ないのか！

「A君、A君」
「マッシュ。どったんだ？」
「この人はランスくん。シスターコンプレックスだよ」
「し、しす…？ぁっ、A・ビラヴェドです。よろしくお願いします」
「ランス・クラウンだ。貴様、この世で一番尊いものとはなんだ」

そしてマッシュこと、友達の友達もやべぇやつしかいないらしい