「圧倒的な差」 ページ15
A視点
「まぁ、俺っちが最初相手してやんよ」
「そこの、ピエロ男はどうなんですか」
「見てもらう？2対1ってフェアじゃなねぇーだろ」
「…そうですね」
変な髪は固有魔法だろうか？男の周りには鉾が沢山浮いている。七魔牙にいた神覚者のパルメゾン？パルチザン？に似ていた
ピエロ男はつまんなそーにこちらを見ていた
「データ アスカロン」
「ヘェ…ラージアスカロン」
「セーブ データ ラージアスカロン！」
「あれっ、あれれ？必死すぎダロwマジウケ〜！アスカロン」
「死にたくないのでねッ、！アタック−99」
「…(オレッチの鉾の威力が下がったな…こいつの魔法か)」
先程、セーブした攻撃をデータ化し取り出す。そして相手に撃っては繰り返す。神覚者の時と同じだってぇ？俺の戦闘方法はこれしかない！つまり、詰んでいるのであーーーる！
「データ アスカロン」
「御前には重いぜ？無理すんじゃねェ〜よッ！！ラピッドアスカロン」
「リセッ！？ッあ"ぁ"？！？！！」
データ化したひとつの鉾で変な髪が出した無数の鉾から自分を守る。マッシュに教わったバントの構えってやつだ
そして相手の動きをリセットしようとした瞬間、右足に激痛が走った
え、なんで？？俺なんもしてなくない？？え、ごめん
「っ、んで…」
「いいな、この足くれよ」
「ッヒュ…う"ぅっ、！」
「かわいそー…あ！」
「ぇ…ぁッぃぅ"うぁ"！？！」
「我慢しろよ〜？」
右足首が切り落とされた事により、地面に倒れた
血が溢れるように出るのを感じる。ピエロは俺の足を持って遊んでるし、変な髪は俺の左手首を折って右足の傷口をヒールの尖ったとこで抉っている
すっげぇ痛いし、最悪の場合出血死するだろう
「ぁ、う、ひゅっ、ひゅー、」
「ウケーw今にも死にそうじゃん」
「やっぱこの足要らない」
「っ、せーぶ、…」
「止血でき──かァ？ま、──ないけど」
「ぃっっ…！！！」
取られた足が返ってきた。ピエロも一緒に帰ったのは幸運だな
大量出血と魔力の消費が同時に行われた所為か、意識が朦朧としてきた。止血はしようとしたが、変な髪に邪魔される。てか、変な髪なんて言ってんの？聞こえねぇーーーーーーよ！！！
「デリザ───、おとう───、です」
「あ、──坊じゃーん！───の処理───！」
「ぇ、あ──────、」
「───、─ッチは───！よろ〜」
「───？！───、……はぁ」
「(ぁれ、…コモンセンス先輩…？)」
「御前はし─がない奴───、がなお─やろう」
「特別───、お父様の─なる──────」
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作者名：souta | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mei0424mei
作成日時：2024年3月22日 11時
