【MASHLE】ストーカー兼めんへらちゃん【ラブ・キュート】 (ページ14)

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「マッシュ・バーンデッドと解けない靴紐」ページ14

A視点

「ここどこぉー？！」
「ぼ、僕達迷子だよ」

先程、買い物が終わったのでみんなで街を回っていると迷子になった。フィンと俺、マッシュとアーヴィンの二手に別れた感じだ。まあ、1人じゃないだけマシかと思った
フィンはめっーちゃ焦ってるけど

「てか、森じゃん。なんでこんなとこ、」
「暗いし、…なんか変な匂いしない？」
「気の所為だろ。よくわかんないけど行こ」
「ちょ、無闇矢鱈と歩くのは危険だよ！マッシュ君達が助けに来てくれるまで待とう──「フィン。しー…誰かいるし、結構やばいかも」

辺りを見渡せば、木しかない。人工的に作られた道もないし、辺りも暗いし、フィンが言っていた通り変な匂いもする。鉄臭いな、
ここで待つのは危険な気がすると足を進める
と、男か女かはわからないが2人組がいた。周りには血に見える赤液体が広がっていた
フィンはどんどん俺を止めようと俺に近寄って大きな声を出すが、急いで口と目を塞ぐ。
鼓動が早まるのを感じる。アイツらにバレたら死、と本能が悟っているようだった

「いいか、フィン。ゆっくりと後退りする」
「う、うん…？」
「そして俺が合図を送ったら走り出せ。いい？」
「うん」
「ここにいたらまずい。なるべく音は立てるな」
「ぁ、え…A君、…う、後ろ…！」

「あはっ、御前らさぁ、なにしてんの〜？」
「見たのか？」

冷静に考えようと脳を落ち着かせる。そして、ゆっーくりとフィンに作戦を耳打ちしながら後退りを一緒にする。段々、顔が険しくなってくるフィンを疑問に思っていると、フィンが後ろと俺に言った

後ろにはあの2人組がいた

「ひっ、…」「(オワター)」
「いいな、ソレ。くれよ」
「…ふぃ、フィン！逃げろ、マッシュ達を呼んでこい。出来れば神覚者様も！」
「けどA君が！」
「っあー！！もうっ、！コマンド、逃げ切れ！」
「ぇあ？！？！」

ピエロみたいな男は俺の靴を指さした。この男の発言の意味を考える暇さえない。今はフィンを無事に逃がして助けを呼んでもらうことしか考えなきゃ
愚図るフィンに俺の魔法をかけて、逃がす
俺がこの2人に勝てるイメージが出来ない。だからせめて時間稼ぎにでもなろう

「そう…逃がすかよッ！！」
「セーブ！貴方達の相手は俺です、発見者は俺だしあいつは見てない」
「だからなんだ？」
「無関係な奴を巻き込まないで貰えますか？」
「御前真面目かよ。ウケーw」

フィンに攻撃しようとする変な髪型の男の魔法を阻止して、2人と向き合った。っくぅ〜！！死にたくねぇよぉ…助けてよ、マッシュゥ〜！！！

「圧倒的な差」→←「友情」※見る人によっては注意※