「何パー?」 ページ12
A視点
「はい、アイスクリームのいちごトッピングとアイスクリームのお客様〜」
アイスクリームを買って受け取る。そしてアーヴィンさんの所へ戻ろうとアーヴィンさんのいるはずのベンチへ行くと
「ちょ、な、なんですか…?貴方達は…」
「いいじゃーん、お嬢ちゃんさ暇っしょ?俺らと一緒に遊ぼーぜ?」
「そーそー、可愛いし奢っちゃうよ?」
「わ、私は待ってる人がいるので…!」
アーヴィンさんがナンパされていた。しかも、屈強そうな男とイケメンに
え、た、助けるか?けど、イケメンだしなぁ…と悩んでいるとパチッとアーヴィンさんと目が合った
「(助けた方がいい?)」
「(助けてください!!お願いしますぅ!!)」
アイコンタクトをしてみると意外にできた。うん、アーヴィンさんはイケメンとか関係ないよな。マッシュのこと大好きだもんな
よし、助けてあげよう
「ね、あそこのカフェで─「すみません、その子俺のツレなんですよね。これから2人で楽しむつもりなんで離して貰えませんか?」
「あん?んだよ、兄ちゃん。この女はな、兄貴が目をつけたやつなんだぜ?」
ちょいちょいとイケメンの肩を叩きながら、アーヴィンさんの肩を引き寄せる。何があっても守れそうな位置についたあとは、イケメンと屈強そうな男の目を見つめる
屈強そうな男も意外にイケメンだった事に気づいただけだった
「確かに彼女は素敵な女性ですよ、そちらの方も見る目があると思います。けど、俺の彼女なんで早くくどっかいけっつってんだろ」
「は?おい、今なんっつった?」
「何も言ってないです。早くどっか行けよ、てかよく見たらイケメンじゃねぇかクソが、なんて思ってないです」
「思ってるよね?!ねぇ無意識?無意識なの??全部言っちゃってるからね?」
屈強そうな男は俺の態度にムカついたのか、胸倉を掴んできた。なんかすげぇ、近いしいい匂いするし顔がいいんだけど。悔しい
「まぁ、落ち着けよ。ジョセフリーヌ」
「兄貴」
「彼女は君のなの?」
「嗚呼、付き合って3年目です。彼女の可愛さと一途さに惚れて付き合いました」
「誰が惚気ろっつたよ?!」
「すみません…」
「ふふっ、ラブラブなんだね。じゃあ、僕達は邪魔だろうし、去ろうかな…ごめんね」
イケメンはイケメンのまま帰っていった。いやはやあんなあっさりとしたイケメン見た事ない…惚れるだろ!!内心荒ぶりながらも、落ち着いている素振りを見せてアーヴィンさんの方を見る
「ごめん、触っちゃって。大丈夫?」
「、…ですか?」
「え」
「私の事好きなんですか?!ぃや、私にはマッシュ君という素敵な殿方がぁ///!」
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作者名:souta | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mei0424mei
作成日時:2024年3月22日 11時