【浦島坂田船】所詮、化物と人間 (ページ3)

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2話ページ3

？2「あれ、何で人間が居るん？俺、結界張っといたし船も見えへんようにしたのに…」

？1「坂田！其奴、捕まえろ！！侵入者や！！」

？2「わ、分かった！」

赤髪の魔法使い(？)に捕まってしまいゾンビもまた近付いてきた。

『私帰らないと行けないんです！！帰らせてください！！』

？1「侵入者をそう簡単に帰らす訳無いやろ。俺はうらたさんとセンラ呼んで来るから坂田は其奴連れて大広間行っといて。」

？2「分かった！！じゃあ行こっか。」

魔法使いに大広間まで連れて行かれて椅子に座らされた。やまだぬきちゃんが入って来て私の膝に座って寝始めた。

ｶﾞﾁｬｯ

？3「侵入者って其奴？」

？4「不味そうな人間やな。」

やまだぬき｢ｷｭｰ!!｣

？4「うわ！！起きとったんか！！」

僵尸が近付いて来るとやまだぬきちゃんが起きて来て威嚇した。守ってくれてるのかな？さっきは守ってくれ無かったのに…

？1「うらたさん、どうする？やまだぬき懐いてて近付かれへんよ。」

？3「…暫く此処に置いとくか。やまだぬきちゃんもその内飽きて寄らないだろ。」

？2「やったー！よろしくな！！」

？3「坂田、馴れ合いはすんなよ。」

？4「空き部屋にでも連れて行ってください。センラは自分の部屋戻ります。」

僵尸は自分の部屋に戻って行くと言って大広間を出た。あれ、僵尸って関節曲がらないはずなのに何で普通に歩いてるんだろ…

？2「人間ちゃん！俺は坂田！此方はうらたさんで此方が志麻くん！んで、さっきのがセンラ！よろしくな！」

うらた「だから馴れ合いはするなって…」

志麻「今の坂田に何言っても聞かんと思うで。俺も部屋戻るわ。」

うらた「俺も。坂田、責任持ってお前が空き部屋其奴連れて行けよ。」

坂田「うん！！人間ちゃん、部屋此方やで！！」

『は、はい。』

やまだぬきちゃんを再び抱っこして私は坂田さんに付いて行った。