おはよう ページ13
「Aちだー！！」
教室に入るとクララが嬉しそうにAに抱きついた。
そして、よしよしとAの頭を撫でる。
「クララちゃん！？」
「おはよう！Aちゃん」
そう言ってかけよるリードもAの頭を撫でた。
「お、おはようございます…？」
「おはようAちゃん」
「お、おはようございます…」
エリザベッタとケロリも頭を撫でる。
「ふ、2人まで…」
「ん」
と、アガレス。
「おはようでござる！」
と、ガープ。
「ごきげんようレディ」
と、カムイ。
「良い朝だ」
と、サブノック。
呆然と立ち尽くしているとまた“何か”に触れられ、髪の毛がほんの僅かにふわりと揺らいだ。
「みんなAちゃんの事待ってたんだよ」
そう言って入間が頭にぽんと頭に乗せた。
「A」
懐かしい声が脳裏に染み渡る。
「お兄様！！」
「おはよう、A」
その声に心が高揚し、自然と足が動く。
アリスの胸に飛び込むとアリスはそっとAの頭を撫でた。
居心地が良すぎて、目頭が熱くなる。
「アズアズだけずるい！私も！！」
そう言ってクララも後ろから抱きついてきた。
「じゃあ僕も！」
と、リード。
そして、問題児クラス全員が一塊になってしまった。
「こ、これはなんですか…？」
状況が把握できずにAは驚いたように言った。
「Aちが来たらデロデロに甘やかすって決めてたのです！」
クララがえへへと笑う。
みんながいる。それだけAの全てが救われた。
「貴様ら…何をしている……」
教室にやってきたカルエゴはAが見えなくなるほど一塊になっている問題児たちを呆れた様子で見た。
「Aちゃん甘やかしタイム！カルエゴ先生もAちゃんよしよしして！！」
そう言って、リードはカルエゴの前まで背中を押す。
「ぇえ…？！」
Aはどうしていいかもわからず、様子を窺うようにカルエゴを見つめた。
そんなAをしばらく見つめるとカルエゴはクラス全体に目をやり、ニヤリと笑った。
「貴様ら……まだ特訓が終わったわけでもないのに余裕だな」
自身らが特訓中である事を再認識し、“鬼！”“陰湿教師！”と叫ぶ問題児たちにカルエゴは“いいから席につけ”と言い放ち、その場をおさめた。
Aも席に座ろうとカルエゴに背を向けた時、再びカルエゴが口を開く。
「まあ、及第点であることは認めよう」
そう言ってカルエゴは、手に持っていたノートをぽんとAの頭においた。
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あまね(プロフ) - 終わっちゃった？！？れ (12月23日 11時) (
レス) @page36 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐の凉宮 - 作品もいいし、何より絵柄がド性癖 (5月31日 22時) (レス) @page36 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - ささくれさんの作品本当に面白くて読んでいて楽しいです！！ (5月15日 11時) (レス) @page32 id: eb45467fdc (このIDを非表示/違反報告)
山田ささくれ(プロフ) - はにゃ？さん» はにゃさん、こちらでもコメントありがとうございます……！！アズ君は本当に一目惚れでした……！ストックをもう少し増やしたらアップしようと思ってます！！ちょっと展開が重くなりそうで怖いですがこれからも読んでやってくれたら嬉しいです！！ (2023年2月8日 0時) (レス) id: 05f14a3afa (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ？ - アズくんの小説少ないので書いていただき嬉しいです！更新楽しみにしています！ (2023年2月6日 1時) (レス) id: ef6fdebb20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田山本 | 作成日時：2022年12月19日 17時
