【まほみちCS】Wizard is full of prayer sky (ページ16)

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「へ？寝癖ついてる？うそっ、どこどこ～！？朝急いでたから、髪整えるの忘れちゃったぁ。あとでリュンヌに直してもらおーっと！」

「ううう～～～～！！リュンヌ～～～～！！！！！また先生に怒られたぁ～～～！！！どうしよう、次のテスト良い点取れないと！勉強教えて〜！」

「ごめんっ！！今日の用事キャンセルしてもらっていいかな？本当にごめん、でもリュンヌ体調が悪そうで私が傍についていてあげないと…！絶対埋め合わせするから。」

「わぁっ、ご、ごめん！！リュンヌの事探してたらぶつかっちゃった……。あのさっ、この顔！私と同じ顔の子見かけてない？…見てないか…。うん、有難う。もし見かけたらソレイユが探してたって伝えてくれないかな？」
「リュンヌ、あのね、私、あの子のこと怒らせちゃったかも…嫌われたかなぁ……」

「今度さ私んちの旅館に遊びに来てよ！あのね、とっても良い所なんだよっ、なんて言ったって海があるんだから！すっごく綺麗なの！私とリュンヌが接客してるの、来てくれたら特別に割引しちゃうよ〜！」

「えーーーっと君だれ？もしかしてリュンヌと勘違いしてる？昨日話した！？うそだぁ〜！絶対間違えるでしょ！私とリュンヌの違いを見分けられないなんて！たっくさん違うところあるんだからね！まぁ私達のこと見分けられる人なんているわけないけどね。」

「私はリュンヌだし、リュンヌは私。私たちはお母さんのお腹の時から一緒だしこれからも先ずっと一緒にいるの。お互いのことはなんでも知ってるし絶対居なきゃ行けない存在なんだ。とっても大事なんだぁ、リュンヌのこと」

【その他備考】 
薫風の国の出で、実家は小さな旅館を経営している。同寮に双子の片割れも在籍しており近所では旅館の看板娘として有名である。双子の片割れとは鏡のように対になっている容姿から友人は勿論家族までも区別つかないことがある。それはソレイユにとって何処か誇らしげなものである為悪い気はしない、寧ろ嬉しい気持ちになるんだとか。片割れから手厚い世話を焼いて貰ってる事に関しては、傍から見れば異常だがソレイユにとっては当たり前なので気にしてない。しかし思春期真っ只中なので周囲から可笑しいと直で指摘されたり陰口を言われたりすると、これは可笑しいものなんだと認識し始めるだろう。