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タイミング良く、葵がお風呂から帰ってきて私もお借りします、ってお風呂済ませて。
広くて綺麗でびっくりした。
洗面台の所に『女の子たちへ♡』って京本くんのお母様からの置き手紙があって、バスタオルだのスキンケアだの個別にしてあって『いつも大我と仲良くしてくれてありがとうね、よかったらコレ使ってね、ゆっくりしてってね』って書いてある。
……素敵なお母様だあ。
結局スマブラのトーナメント戦は余裕で勝てるね、って笑ってた慎太郎くんが優勝してた。
片付いたリビングでみんなすごく大きいソファやふかふかのラグの上でゴロゴロしながら動画アプリで選んだ映画を観ながら寛いでて。
「俺らってどこで寝んの？」
「勝手にそこらへんで寝て」
「いや大我、嘘でしょ？風邪ひくわ」
「ベッド使いたい人は勝手にそっちの部屋使っていーよ。このソファもここ引っ張ればソファベッドなるし」
何個か並んだ大きなソファが一瞬にしてベッドになる。
…画期的過ぎて拍手が起こった。
「寒いならそっちの部屋から毛布持ってきて〜」
結局、男の子たちは全員移動せずにここで寝るようで。
「おまっ、大我引っ張んなよ！さみぃ！」
「いーじゃん、一緒に使おうよ〜」
「持ってこいよ毛布！」
「えーめんどくさいもん。てかここおれの家」
「うーわ、ずりぃな！」
「持ってきて〜�眞�〜」
「出たよわがまま坊ちゃん…ったくもー仕方ねーな」
「ね、ジェシー寒くないの？寝るの？」
「んーさむい…ねむい…」
「ほら、持ってきたから掛けなって」
「……ありがとシンタロー」
「…いや寝んのはや！」
「北斗珍しいじゃん、こんな時間まで起きてんの」
「いや騒がしすぎて寝れねえって」
「……でも限界だなお前、目開いてねえもん(笑)」
「多分あと５分で寝るわ」
「寝ろ寝ろ(笑)」
繰り広げられてた会話はダウンライトを下げたこともあってかいつの間にかぴたりと無くなって、気づけば樹と葵と慎太郎くんと私以外の４人はいつの間にか夢の中へ。
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作者名：なち
| 作成日時：2021年9月23日 19時
