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連絡先を交換して数日。
俺にしてはなかなか手こずっていた。…というか、俺から連絡してAちゃんが社交辞令で返信しなきゃ、とか彼氏に見つかることは避けたかった。
まあ予想はしてたけど、Aちゃんはほとんど連絡して来ない。
トーク履歴を見返しても『秘密基地』に行けるかどうかの確認のやりとりばかり。
……どうすっかなあ。
家にひとりぼっちだというAちゃんが、どのタイミングで彼氏といて、なんてわからない。
�猴蠅譴訐菁抬甅牴聴Δ�ってくれる兄的�瓮櫂献轡腑鵑任い襪砲榔曚┐討呂覆蕕覆ぐ貔�がある、ハズ。
でもあの子は�牴燭��瓩△辰討蘯�分からは連絡して来ない気がする。
こんなこと悩む時が来るなんて思わなかった。
…ぶっちゃけ、学生の頃とか言い寄って来た子が好みのタイプなら相手に男がいるいないなんてどうでもよかった。俺には関係ないと思ってた。俺から、手を出したわけでもない。言い寄って来たから受け入れた。
でも…Aちゃんは違うんだよ。下手に手を出して傷つけるようなことも、悲しませるようなこともしたくないし、してはいけないと思う。
その�猝疑�透明�瓩鮠ー蠅瞥澆篆半ー蠅粉蕎陲世韻蚤�らせて汚すことはしたくなかった。
昼休憩になってもデスクでため息溢してトーク履歴眺めてたら、
「田中くん！」
と呼ばれて声のした方へ視線をやれば。
「…あー、今井さん」
今日はどうですか？一緒にランチしません？って声を掛けられる。…横にいる子何だっけ、名前。
……あぁ、浜野さんだ。
呼ばれたから近づいてって首から下げられたネームタグをチラッと確認したら思い出した。
同期らしいこの２人は……まぁよく、声を掛けてくれるんだけど。
俺も�狆綣蠅��疉佞�合おうと思ってる中で、もう２回断ってるし今日は断れないな、といいよって笑ってエレベーターホールでエレベーターを待つ。
…多分だけどその、浜野？さん、は北斗狙いだと思う。
何度か飲みや食事のお誘いも貰ったけど、その時に松村くんも、って言うから。…まぁ、全部断ってんだけど。
それこそ１人と行ったら、他の子とも行かなきゃなんなくなるし。…めんどくさい。
この前北斗にその話したら
「…いや多分俺のが誘われてるから。田中くんも連れて来てよって」
俺後輩だからマジで困る、…絶対行かないし、樹のことも絶対連れてかねー。って心底嫌そうな顔してた。
俺も基本的に女の子には優しくしたいと思うから、ニコニコしてるけども。
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作者名：なち
| 作成日時：2021年8月18日 20時
