I xxxxxx (jesse) PT.2

番外編 ...2 ページ29

.








優しく穏やかに流れる時間




「A、今度デートしたくない？


1ヶ月記念日にどう？」



さっきまで照れに照れてたジェスがそんな事を言い始める




「したいけど、大丈夫なの？私は別に家でいつも通りでもいいけど…」



「梅雨も終わったし海行こうよ！」



「だから私はいいけど大丈夫なの？」



「それかカラオケとかもいいよねー」



「え、私の話聞こえてる？」









「…ごめんね、俺と付き合ったせいで普通のデートすら連れて行けなくて」




急に眉を下げ悲しそうに私の頬を包むように撫でる


あれ、デートの心配するの地雷だった…？
過去の人と何かあったりして…？？






「私ね、ジェスと出逢うまでこの1人の部屋が当たり前でそれが普通だったんだけど


ちょっとの隙間時間見付けてすぐ来てくれるでしょ？」




「それは俺がAに会いたいか…」シー、とジェスの唇に私の人差し指を当てて私の話を聞いてって目を見つめる





「私からすればジェスが居るだけで、この部屋はもうデート場所に変わるんだよ

カラオケだって私の目を見て歌ってくれるこの場所が、お金なんて払わなくてもカラオケよりいい場所になっちゃってんの

人生長いんだから！ジェスがもっと落ち着いた頃にデート沢山行こうよ


そんな顔しないで、ジェス」





「待って、今のもっかい言って！」



何に興奮したのか急にテンションの上がる彼




「…そんな顔しないで？」



「その前！」



「…落ち着いた頃にデート行こうよ？」



「その辺、かな？！遠回しにプロポーズしてね？！」



「プロポーズはしてないけど、ジェスと別れる未来は無いもん」





「んも〜〜！Aあいしてる〜！！」




悪戯に笑うとジェスがガバッと抱き着いてきて、
お姫様抱っこで抱き上げればそのままベッドに連れ去られた








.

番外編 ...3→←番外編 ...2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す