Like a Cinderella (Six) PT.1 (ページ39)

今日:42 hit、昨日:32 hit、合計:296,702 hit

039 ページ39

.

ㅤㅤ

ㅤㅤ

ㅤㅤ

ㅤㅤ

｢Aちゃん、俺は何手伝えばいい？｣

｢あ、じゃあ鶏肉はもう下味付けておいたから揚げて貰えるかな？｣

｢了解！｣

慎ちゃんが揚げ物をしてくれてる間に、私はその間炊けたご飯をおにぎりにしていく

ゆかり、鮭、こんぶにシンプルな塩おにぎりもみんな三角に作って並べてると

ㅤㅤ
ㅤㅤ

後ろから急に腕が伸びて来て、作って置いてあった卵焼きがジェシーくんの口の中に消えていく

｢んっま！｣

｢あ、つまみ食いした…｣

｢ジェシー待てだぞ、待て！俺だって我慢しながら唐揚げ作ってんだから！｣

｢アハッ、ごめんて！｣

｢俺もー｣

ㅤㅤ

そう言ってひょっこり出て来た大我くんは、プチトマトを一つ摘み口にポイッと放り込んだ

ㅤㅤ
ㅤㅤ

場所取り組の高地くんと大我くんは着替えてもう出るらしく、

｢俺も着いてくー｣って結局慎ちゃん以外の人達も場所取りに向かった

みんなほんと仲良しなんだから…
ㅤㅤ

ㅤㅤ

ㅤㅤ

大きなお弁当の中に隙間なくおかずとおにぎりを詰め込んで行って

作り過ぎて余った物はそのままラップにして冷蔵庫に入れてると

慎ちゃんは手際良く洗い物をしてくれてる

ㅤㅤ

｢慎ちゃんは将来いい旦那さんになりそうだね？｣

｢Aちゃんもいいお嫁さんになるよ、みんなに自慢したくなるくらいの｣

ㅤㅤ
ㅤㅤ

クリっとした目を私に向けて、ふわっと優しく笑う

｢私なんて…｣ってそんな言葉は、彼の前じゃ言えないくらい見えない力で上へと強く引っ張ってくれる

眩しい、光みたいなひと

ㅤㅤ

ㅤㅤ

ㅤㅤ

ㅤㅤ
.