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「なにそれ、じゃあ私達の生活どうなるの…？」
「だからそれを俺が守ってやるって言ってんのよ」
「……いきなり、消えたくせに」
「けどまた引き寄せられたじゃん？俺たち」
「そういう運命だって俺は分かってたからね」と宣う辰哉は私の肩を引いて自分の方を振り向かせた。
サングラスの向こう側は昔と変わらない退屈さを孕んでいて、この男の口元はいつだって余裕げに上がっている。
何、勝手にそれっぽく………“ 運命 ”なんて。
至近距離でニヤニヤと笑う男が不快で私は目を思いきり逸らす。
「けどお前さぁ、いっこ大事なこと忘れてない？」
「………何？」
「命助けてやってんだよ？んで、これからもガキんちょごとボディガードしてやるっつってんのに、……まさかタダって訳にいかねぇっしょ？」
「………それって、」
「正解、」と指を鳴らす辰哉。
同時にただでさえ至近距離にあった顔を傾けて近づけてくるから、待って、待ってってば！と暴れるとすごい力で両手首を掴まれた。
「最っっ低……！
突然消えといて、それで都合良くこんな…！」
「ちげーって、聞けよ」
「私はずっと不安だったのに…守ってくれてたのは辰哉だけだったのに、……消えたくせに」
「あん時の俺はお前を守るのに力が足んなかった。
だから言ったべ？“
サングラスを外した。
気怠げな瞳は真剣な色に変わっていて
私を捕まえて離さない。
そして辰哉は
「俺はたった1人の女とこの街のために探偵んなったのよ」と告げた。
嘘、なんて、それは決して言わせない雰囲気で。
「なのに？Aちゃんってば、かあいい顔してやることやって、他の男とガキまで作っちゃって。
ま、………でも、関係ねぇよ」
「お前は俺のもんだ。A」とついに奪われる唇。
昔と変わらず白くて長いその指で私の顎を掬いとって
酸素も抵抗も、その色気と舌で全て奪う。
漏れた吐息は幼子の寝息で簡単に掻き消される。
「…………守ってやるよ。お前らのこと。
……その代わり、しっかりこの身体で払えよ、A」
ぎゅっ、と目を瞑って覚悟した、………私を、
嘲笑うかのように辰哉はふは、と息を漏らす。
「いや、うん。探偵の助手ってことよ？？
え、何？そんなに俺とえっちしたかった………？」
End.
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Haruno(プロフ) - aさん» お返事が遅くなり申し訳ありません…！😭DMの方も有難うございました！！すごく嬉しいコメントです…🙏 (7月29日 19時) (
レス) id: 7ace42d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - 初めまして！読ませていただきました♡個人的には爆撃メランコリーがとても好きで、病んでる具合がもう本当に最高でした😭別作品もこれから読ませていただきます！またコメントさせていただきますね☺️ (7月17日 0時) (レス) @page27 id: 6ee03389e7 (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - ayaさん» aya様、コメント及びご投票有難うございます！選べないとおっしゃって頂けて本当に嬉しく思います…🥹🙏どのお話も練った甲斐がありました。また投票結果の方ご覧頂ければ嬉しいです！有難うございました…！ (5月28日 23時) (レス) id: 7ace42d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - どれもいいところで終わってて長編になるとどうなるのー？と期待しかないお話でした！なべこじ三角関係はちょっと担当様を応援したくなっちゃいます💙個人的には保育士してるので蓮先生もうはうはです！一つには選べませんでした！、😇 (5月28日 11時) (レス) @page50 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - hs.さん» hs.様、こちらこそ有難うございます！💜両方選んて頂けてとっても嬉しいです🥹今日結果を発表する予定ですので、どうなるか、またお知らせさせて頂きます！いつも有難うございます…！ (5月28日 8時) (レス) id: 7ace42d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haruno
| 作成日時：2023年4月16日 10時
