7つ目の原石 (ページ2)

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彼女がジャニーズになるまでページ2

「いやーまさかここまでくるとは思わなかったですね。本当に」

横浜アリーナのステージの上でそう言うのはジャニーズ唯一の女性アイドルでSixTONESのメンバー神城A

14年という月日をかけてデビューを掴んだ

「もし子供の頃の自分に何か言うとしたら何を言いますか？」
「そうですね。この道は選ぶな、ですかね」

常に平常心を保ちどんな時もアイドルとしての姿を貫いてきた彼女の本当の姿とは

"某日ジャニーズ事務所にて"

「今日からお世話になります。お願いします」

スタッフに柔らかい表情であいさつをする神城

その姿は我々が想像していたものとは違うものだった

神城Aといえば4人の芸能界に所属する兄を持ち、それぞれがそれぞれの業界の人気者

自身も事務所に所属してから女優としての地位を確立してきた

容姿に優れ冷静沈着で多くの人に愛される

そんな完璧彼女はどこか冷たい印象を抱いていた

「あながち間違ってないと思います。ローテンションだし人見知りだから」

今では知らない人がいない神城だが、どうしてこの男所帯で生きていくことになったのか

「小学生の頃、2番目の兄を中学校まで迎えに行ったんです。そのとき少し怪しげなおじさんが私を見て"YOU、僕と新しいもの作ろうよ"って。今思うと怪しすぎですよね」

彼女に声をかけた人物こそがジャニー喜多川氏

ジャニーズ帝国を作り上げた人物

「それで凄い戸惑ったんですけどジャニーさんが"YOU女の子みたいな顔してるね"って言うから"私女ですけど"と答えたら逆に凄い驚かれて。当時、髪も短くて兄の服ばかり着てたから見間違えたみたいで、そしたらかっこいいお兄さん2人が来たんですけどその人達に"この子女の子だけど入れたいんだ"って、お兄さん2人を困らせてました」

「そのお兄さんというのは？」

「KinKi Kidsのお2人です。2人はすごく考えてから一緒にやろうよって言ってくれました。両親は始め反対だったんです。そりゃそうですよね、男の楽園に爆弾投げるようなものですから、でもジャニーさんが直接会いに来て入所することを認めてくれました」

そして10歳で入所した神城、そこからが本当の始まりだった