ワガママな女は嫌い (ページ26)

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「Aは結婚式何処で挙げたい？」

「うーん、特にこだわりとかはないよ」

まだ結婚するとも決まった訳ではないのに

もうこんな話をする私たち

「ハワイとか？」

「ハワイもええよな」

「でも何かありきたりかー」

「うーん」

「ロシアとか？」

「何で！？」

「適当に言ってみた、ごめん(笑)」

遥輝と結婚出来るなら場所なんて何処でも幸せだよ

なんて絶対言わないけど

「あー早く俺のものにしたい」

「もう遥輝のものだよ」

「でもやっぱり証明するものがないやん」

「あー」

「今度ロッカー連れて行くわ」

「え、恥ずかしい」

「いきなり結婚ってなってもやし、みんなに紹介させて？」

「うん、分かった」

「自慢の彼女やわ」

そう言ってわしゃわしゃと髪を撫でてくる

密かに私の胸元に印を付ける遥輝

「子供何人欲しいとかあるん？」

「2人か3人かな」

「俺も！女の子と男の子1人ずつは欲しいな」

「遥輝女の子産まれたら親バカになりそう」

「なりそうやな(笑)」

「私も子供出来たらこのお仕事は終わりかな」

「せっかくこんなええ身体してんのに」

「やだ、えっち触らないで(笑)」

「子作りの練習しよっか」

「もう何それ(笑)」

変な誘い方をする遥輝を笑いながら

私たちはいつもよりたくさん

愛を感じ合った

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